現代社会の諸課題を解明するには、既存の社会諸科学の成果だけでは不十分です。現代社会のあるべき方向を模索するためには、一人ひとりの人間の発達を基軸にすえながら、世界規模で進む歴史的な変動のダイナミズムを明らかにするた めの新しい科学が求められています。そこで社会環境分野では、経済学、政治学、法律学、歴史学、地理学、社会学、社会思想など従来の社会科学の研究成果を駆使できる基本的な能力とともに、人間が発達する環境としての社会のあり方を探求できる実践的な構想力を育成します。
専門分野と研究テーマ
氏名 | メール・サイト | 研究分野 |
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阿部 紀恵 助教(あべ きえ) | k_abe [at] port [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp |
国際法、国際環境法 |
井口 克郎 准教授(いのくち かつろう) | inokuchi [at] rabbit [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp |
社会保障、福祉国家、災害被災者の生活問題 |
太田 和宏 教授(おおた かずひろ) | otak [at] kobe-u [dot] ac [dot] jp 教員のウェブサイト |
途上国政治経済 |
坂井 晃介 准教授(さかい こうすけ) | ksakai10506 [at] lion [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp |
社会学理論、歴史社会学、福祉国家論 |
澤 宗則 教授(さわ むねのり) | msawa [at] kobe-u [dot] ac [dot] jp |
人文地理学、地域社会論、移民社会論 |
橋本 直人 准教授(はしもと なおと) | nhashimo [at] person [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp |
社会思想、社会学史 |
原 将也 助教(はら まさや) | masahara [at] bear [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp |
地域研究、地理学 |
修士論文の例
- 現代日本における新たな「家族」の可能性
- 地域に生きる子どもの主体性と安心・安全なまちづくり― 大阪・千里ニュータウンを事例にして
- 中国におけるアイドルファンの実態― 偏見・差別と人間発達
- 中国の貧困削減政策の展開と課題― 山西省「ターゲットを絞った貧困支援」戦略を実例として
- 中国人技能実習生の帰国後の労働・生活と社会意識
- 場所の喪失と場所への愛着― 阪神・淡路大震災を事例に
- 経営者報酬の社会的側面
- 負の遺産の記憶と展示をめぐるダークツーリズム
- ストリートミュージシャンという生き方― 自己表現と公共性のはざまで
- 動物と人間の共生― 保護・管理・権利の狭間で
- 道徳教育のジェンダー非対称性― 『私たちの道徳』読み物教材の計量分析から
- 日本における寄付文化― マッチング寄付の分析
- ウェーバー理論からみる中国近代化と儒教資本主義論
カリキュラム(主な専攻専門科目)
前期課程
- 産業社会構造特論I-A、B
- 比較社会規範特論I-A、B
- 国際社会構造特論I-A、B
- 農村地域構造特論I-A、B
- 都市地域構造特論I-A、B
- 社会環境思想史特論I-A、B
後期課程
- 産業社会構造論特論II-A、B
- 比較社会規範特論II-A、B
- 国際社会構造特論II-A、B
- 農村地域構造特論II-A、B
- 都市地域構造特論II-A、B
- 社会環境思想史特論II-A、B