教員情報(澤 宗則)

氏名・職名 澤 宗則(さわ むねのり,Munenori Sawa)教授
メールアドレス msawa [at] kobe-u [dot] ac [dot] jp
取得大学 博士(文学)(広島大学)
研究分野 人文地理学、地域社会論、移民社会論
[学部] 担当 国際人間科学部 » 環境共生学科 » 社会共生科学プログラム
[大学院] 担当 人間発達環境学研究科 » 人間環境学専攻 » 環境形成科学系, 社会環境論
研究者情報 神戸大学研究者紹介(KUID)
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研究紹介

ローカルな現象からグローバル化の本質を捉え直す

現在の社会は、グローバル化の視点を抜きにして語ることはもはや不可能となっています。国境を越る流動性をますます高めたヒト・モノ・資本・情報は、従来は地域に根ざしていた社会関係や時間と空間のあり方さえも急速に変えてきました。その結果、私たちの日々の生活の基盤である地域は、グローバル化した経済の急激な動きに絶えず翻弄されつつあるといえるでしょう。しかしながら、グローバル化を大きなシステムとして「一方向的」に考えたのでは、地域の差異化やここで生じる問題は決して理解することが出来ないはずです。ローカルな現象を対象にそこに働くグローバルな力を検討し、さらにローカル側からそれにどのように対抗しようとしているのかを、「双方的」に検討することがきわめて重要となってくるのです。この観点から、私は人文地理学と社会学を横断した手法を用いながら、理論的にかつ実証的に検討しています。具体的には、ローカルな存在として、先進国や開発途上国の都市や農村の地域社会、さらに国境を越境した移民たちのネットワークの形成や変化を対象に、グローバル化の本質や矛盾を論じています。グローバル化の本質や、経済格差・地域格差や貧困といったグローバル化の矛盾は、多国籍企業のグローバルな展開や活動を考察・分析するだけでなく、グローバル化した経済の末端である、先進国や開発途上国の都市や農村、さらに越境する移民労働者たちの生き様をつぶさにみて、初めて理解できるからです。これらの作業を通じて、人々が地域に根ざしながら主体的に自分たちの場所や地域を作り上げていく過程を考察しています。また、空間スケール (グローバル・ナショナル・リージョナル・ローカルの各スケール)の関係性が、グローバル化の進展とともに、どのように変化してきたのかを、開発途上国のインドや先進国のインド系移民を具体的なフィールドに設定しながら考察しています。

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