教員情報(稲原 美苗)

氏名・職名 稲原 美苗(いなはら みなえ,Minae Inahara)准教授
メールアドレス minaeinahara [at] penguin [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp
取得大学 PhD (The University of Hull)
研究分野 ジェンダー理論、現象学、臨床哲学
[学部] 担当 国際人間科学部 » 発達コミュニティ学科 » 社会エンパワメントプログラム
[大学院] 担当 人間発達環境学研究科 » 人間発達専攻 » 発達支援, 1年履修コース, 教育系
研究者情報 神戸大学研究者紹介(KUID)
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研究紹介

ジェンダー研究の視点から世界を多元的に検討しましょう

ジェンダー理論,主にフェミニスト現象学,精神分析のフェミニスト的解釈,身体論ほか,20世紀の女性哲学者の思想研究を軸に,身体,コミュニケーション,社会,セクシュアリティなどについて探求してきました。ジェンダー研究の実践として,障がいのあるお子さんを育てているお母さんたちに対して哲学対話(哲学カフェ)を行い,彼女たちの語りについて質的研究をしています。近年,現象学の研究領域で展開されてきている質的研究を応用し,哲学対話で得た語りに関する質的研究の可能性を探究し,哲学カウンセリングや当事者研究などの実践と研究に取り組んでいます。

ジェンダーの視点を身につけるためには,私たちの社会や文化に浸透している男女二元論や異性愛主義的の「当たり前」を疑問視し,世界を多元的に検討しましょう。ジェンダー研究をするということは,階級・階層,人種・民族・国籍,教育,障がいの有無なども含めた,あらゆる不平等な関係性を問うことから始まります。社会制度の中の区別がどのように差別になっていくのか,そして,その差別はどのように構築され,不可視化されていくのかをじっくりと考察しましょう。これまでのジェンダー研究が培ってきた学際的なアプローチを活用して,複雑な問題を解決できるように修練していきましょう。皆さん一人一人の研究についての関心に従い,ある問題を掘り下げて考えるということは,研究を進めていく上で欠かせないことだと思います。しかし,ジェンダー研究するということは,単に専門分野を探求するということだけではありません。日常生活の中で人々の声を聴いて,それぞれの異なる世界観を考察することです。このような研究をするためには,複数の学問分野にかかわり,自分の視野を絶えず拡張していく姿勢が求められます。一人一人の声に耳を傾け,それにどのように応えるのかをじっくりと考えることも,ジェンダー研究には重要なことです。

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