教員情報(丑丸 敦史)

氏名・職名 丑丸 敦史(うしまる あつし,Atushi Ushimaru)教授
メールアドレス ushimaru [at] kobe-u [dot] ac [dot] jp
学位 博士(理学)(京都大学)
研究分野 植物生態学、生物多様性科学
[学部] 担当 国際人間科学部 » 環境共生学科 » 環境自然科学プログラム
[大学院] 担当 人間発達環境学研究科 » 人間環境学専攻 » 環境基礎科学系, 自然環境論
研究者情報 神戸大学研究者紹介(KUID)
教員サイト http://www2.kobe-u.ac.jp/~ushimaru/
研究紹介

人知れず進行する身近な自然の変化を認識しよう

私たちの生活の近くで人知れず姿を消そうとしている生物が多く存在しています。万葉集で秋の七草として歌われているキキョウやオミナエシ、また夏の風物詩でもあったホタルの仲間は、かつてはどこでも見られる普通種でした。しかし、これらの生物は戦後急速に日本中で姿がみられなくなり、現在では国や多くの都道府県で絶滅が危惧種される存在となってしまいました。
なぜこれまで人に寄り添うように暮らしてきた生物達が消えてしまうのか?身近な自然に今何がおこっているのか?私たちは里山など人と関係を持ち続けてきた生態系における調査結果を科学的に解析し、国内外の知見と照らし合わせることでこれらの疑問への答えを探しています。学生には、教科書や文献だけに学ぶのではなく、自らが肌で感じた現実を客観的に理解することを通じて身近な環境変化を認識し、人の社会と生物との共存の意義について自分の意見を持てる人材に育ってほしいと考えています。

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