教員情報(平芳 裕子)
氏名・職名 | 平芳 裕子(ひらよし ひろこ,Hiroko Hirayoshi)教授 |
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メールアドレス | hirahiro [at] kobe-u [dot] ac [dot] jp |
学位 | 博士(学術)(神戸大学) |
研究分野 | 表象文化論、ファッション文化論 |
[学部] 担当 | 国際人間科学部 » 発達コミュニティ学科 » アートコミュニケーションプログラム, 社会エンパワメントプログラム |
[大学院] 担当 | 人間発達環境学研究科 » 人間発達専攻 » 表現系, 表現文化 |
研究者情報 | 神戸大学研究者紹介(KUID) |
教員サイト | |
研究紹介 |
ファッションスタディーズの発展と次世代の活躍のために 1990年代にファッションをめぐる学術環境は大きく変化しました。それまで「ファッション」は、家政学、服飾史、社会学、経営学、文化人類学などの学術分野で個別に扱われてきましたが、「ファッション」という同一の研究対象のもとにさまざまな専門分野の研究者が集まり、領域横断的かつ学際的にアプローチする「ファッションスタディーズ」という研究領域が生まれ、近年の欧米では目覚ましい学術成果を上げています。 本研究室では、日本におけるファッションスタディーズの発展のために、ファッションを対象とする歴史的・理論的研究を行っています。特に衣服が「ファッション」として成立・受容される過程に着目し、ファッションをめぐる言説とイメージの研究を中心に行っています。私個人としてはこれまで、メディアを通じたファッションの生成過程、ファッションにおけるジェンダーの表象、日本近代のファッション史再検討について研究を行ってきました。過去の歴史を読み直すことによって、私たちの常識や習慣を相対化し、現代の流行や文化事象を批評する力を養う。そういった考えのもとに、歴史と理論の両輪でファッションの研究を推進することに努めています。 「ファッション」は自己と他者、人間と社会・環境を区別するものであると同時に、両者をつなぐ役割を果たします。この新しい学術領域であるファッションスタディーズの発展のためには、次世代を担う若手研究者の活躍が必要不可決です。当研究室にはこれまで、関西だけでなく、東京ほか各地域の大学から入学した大学院生がおり、各人が専門職(学芸員・講師など)の仕事、雑誌(学会誌・批評誌など)での研究発表を意欲的に行ってきました。ファッションの研究に興味をもったあなたも、ぜひ研究室のメンバーとなりませんか。
当研究室で研究をする場合に、学部で学んでおいてほしいこと 大学に入ってからファッションという研究対象に興味を持ち、大学院検討にあたって当研究室に行き当たるという方が多くいます。学部では専攻した学問分野の方法論と基礎知識をしっかり身につけてください。ファッションは学際領域ですので、学部での専攻がその後のあなた自身のファッション研究の特色にもなります。さらに、服飾史・デザイン史・美術史などの歴史書、哲学などの理論書を読み、基礎的知識を身につけておくと、大学院に入学してからの研究活動をスムーズに始めることができます。 |
教員写真 |
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