教員情報(内山 愉太)

氏名・職名 内山 愉太(うちやま ゆた,Yuta Uchiyama)助教
メールアドレス yuta [dot] uchiyama [at] landscape [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp
取得大学 博士(工学)(千葉大学)
研究分野 都市地域環境学、地理情報科学
[学部] 担当 国際人間科学部 » 環境共生学科 » 生活共生科学プログラム
[大学院] 担当 人間発達環境学研究科 » 人間環境学専攻 » 環境形成科学系, 生活環境論
研究者情報 神戸大学研究者紹介(KUID)
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研究紹介

「都市という生態系」の地理空間情報と現場を通した理解とマネジメント

国内外の都市地域について、自然生態と人や社会によって構成される「都市という生態系」とも呼ばれる系の動態を、GISを用いた空間情報学的手法を援用しつつ、都市の「ふるまい」として統合的に捉え、都市地域の環境・経済・社会の多様性を考慮した都市運営を産学官民連携により行う方法論の構築を目指しています。人々と生態系との関係性や、生態系から得られる恩恵、サービスを考えるうえでは、生態系の構成単位の「量」のみならず「分布」が重要です。都市の計画において、例えば人々のアメニティや生物多様性と関わりの深い様々な緑地について、その量や分布を基に計画を行うための、緑地の量のみならず分布パターンを考慮したサービス評価と評価結果に対する住民理解の促進が必要とされています。このようなニーズに対応すべく、都市、農地、森林といった個々の計画体系の枠組みを超えて需給がなされる広域の生態系サービスの評価と、サービスの供給と需要に関わる各地の住民を計画の立案と実施に巻き込む方法の考察を進めています。

上記のアプローチを進めるうえで、世界の都市地域のコンテクストを理解することも重要です。世界の都市地域には共通性と固有性があり、それらの理解に立脚した知識、経験の共有を行うことで、国際的に有効な都市地域マネジメントを構想することが求められています。例えば、アジア地域では、インドネシア語でデサコタ(urban village)と呼ばれる都市的活動と農村的活動が混在するエリアが広域に存在し、洪水やヒートアイランド等の抑止やアメニティ、地域文化等の観点からそのような地域の緑地(公園、農地、森林等)の管理の重要性が指摘されています。そのような特徴を踏まえ、都市地域マネジメントにおいて考慮する必要のある緑地の質、量、分布、管理形態に関する過去から未来(予測)の動態を解明することを目指しています。なお、緑地管理主体としての農業関係者等が、訪問者との交流を通じて農地の管理行動・意識を変化させるといった都市化や観光の波及的な影響も考察しています。

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