鶴甲いきいきまちづくりプロジェクト ~アクティブエイジングを目指して~

高齢化が進行している地域コミュニティにおいて、多世代が心身ともに健やかで将来の希望に満ちた、安全に暮らせるまちづくりを行うことは急務です。

この課題に取り組むためには、大学における人的・物的・空間的リソースと地域住民の人的リソースを総合的に活用することによって、多世代交流を促進させ、住民自らが課題を作り、学び、活動していく生涯学習の実践とその活動を維持させるための場づくりを行うこと、そして参加者が持つ知恵・知識を出し合い、協働して意欲的に活動に取り組む環境を整える必要があります。

神戸市灘区鶴甲地区(以下、鶴甲地区)は山麓部の傾斜地にある高齢化率31.7%の都市部高齢化地域です。昨年実施した鶴甲地区住民へのアンケート調査の結果、「近隣住民との付き合いが少ないこと」、「世代間交流が少なく居住地域に対する満足感に世代差があること」、「地域の災害時の安全性に対する満足度が低いこと」という問題点が浮かび上がってきました。また、「健康志向が高く、健康維持・増進を目的とした行動の実施率が高い」、「地域における趣味・娯楽や教養・学習の場所を求めている住民が多い」ということが明らかになり、大学との協働を望む声が多いことがわかりました。

そこで、心身ともに健やかで将来の希望に満ちた、安全に暮らせるまちづくりを目指した取り組みを行うため、「鶴甲いきいきまちづくりプロジェクト」を立ち上げました。

今後、数回のタウンミーティングのなかで出された地域課題と住民の要望に基づきアカデミック・サロンを企画・実施する予定です。このアカデミック・サロンは、鶴甲地区の住民の学びと活動の場の基礎とし、大学をコミュニティの中心に位置付けます。アカデミック・サロンでの各種プログラムを通して、住民同士のネットワークを形成するとともに、サロンの継続に必要なファシリテーターを養成するとともに、住民が企画・運営するコミュニティ活動を支援していきます。

  • ロゴマーク募集のお知らせ(ロゴマークの募集を締め切りました。ご応募ありがとうございました。)
  • タウンミーティング(*随時開催予定)
  • アカデミックサロン(*今後継続してイベントを開催予定)
  • 連続講座
  • 防災避難訓練
  • 学術プログラム(研究道場特別講義)(*随時更新)