二人のダンサーが、まるで一つの身体のように動く。そのとき、二人のあいだでは何が起きているのでしょうか。
ダンスにおいて、他者とのコンタクト(身体接触)は、単に相手の身体に触れるだけでなく、動きの可能性を広げ、新たな表現を生み出すなど、多面的な役割を担います。しかし、その技術や身体感覚、表現上の意味は、ダンスのジャンルによってさまざまです。
今回の学術Weeks「ふたつの身体が出合うとき ―コンタクトがひらく身体表現―」では、社交ダンス、クラシックバレエ、コンテンポラリーダンスという異なる3つの領域から、第一線で活躍する5名のダンサーを迎えます。普段はそれぞれの舞台で活躍する実践者たちが一堂に会し、「コンタクト」という共通のテーマのもと、それぞれの技術や身体感覚、表現へのこだわりを紹介します。
前半の公開シンポジウムでは、社交ダンスの松岡貞行氏(koto dance lab, ANAD)、クラシックバレエの後藤俊星氏・名村空氏(貞松・浜田バレエ団)、コンテンポラリーダンスの坂本公成氏・森裕子氏(Monochrome Circus)にご登壇いただきます。実演も交えながら、どのように相手の動きを感じ取り、働きかけ、表現へとつなげているのかを、実践者自身の視点から語っていただきます。
後半の体験型ワークショップでは、坂本氏と森氏の指導のもと、コンタクト・インプロヴィゼーション(CI)を体験します。相手の動きや重さを感じ取りながら即興的に動くことを通して、身体接触によって生まれるコミュニケーションや表現の可能性を探ります。ワークショップは任意参加で、見学も可能です。
最後のパネルディスカッションでは、神戸大学の関典子准教授、清水大地准教授を指定討論者に迎え、領域ごとの共通点や差異、実践者ならではの身体感覚、コンタクトによって生まれる表現の可能性について議論を深めます。
身体接触は、ダンスのみならず、私たちの日常における他者との関係性やコミュニケーションにも深く関わっています。本企画では、異なる身体表現の実践知を横断しながら、他者と身体を通じて関わることの意味を、参加者の皆さまとともに考えたいと思います。
異なる領域で活躍するダンスの専門家から、実演を交えた解説を直接聞き、自ら体験し、ともに語り合う。コンタクトがひらく身体表現の奥深さと可能性に、多角的に触れられる貴重な機会です。
ダンス経験の有無を問わず、皆さまのご参加をお待ちしております。
開催概要
日時
2026年11月13日(金) 16:00~19:00
場所
神戸大学 鶴甲第二キャンパス
F257教室(講演・シンポジウム|〜17:30)
F164教室(体験型ワークショップ・パネルディスカッション|17:30〜)対象
中学生以上(学外からの参加歓迎)
参加費・参加方法
無料・事前参加登録必須
※ワークショップは任意参加(見学可)です。参加される方は動きやすい服装でお越しください。
※定員に達し次第、受付を終了する場合があります。ぜひお早めにご登録ください。参加登録フォーム
https://forms.gle/ujTKSJjsRip9gQRR7
※フォームにご回答いただいた方には回答のコピーが自動的にメール送信されます。 入力アドレスが誤っている場合はメールが届きません。ご入力にお間違えのないようお気をつけください。
※応募者多数の場合には、お申込の受付を終了することがあります。
※フォームにてご記入いただいた個人情報は、本企画の運営目的にのみ使用します。プログラム
16:00~16:10 開会・趣旨説明
16:10~17:15 講演:〜それぞれのダンスから考えるコンタクトと身体表現〜
松岡 貞行氏(社交ダンス)
「ルンバにおける対話的アプローチ」
後藤 俊星氏・名村 空氏(クラシックバレエ)
「女性を美しく見せる“パ・ド・ドゥ“」
坂本 公成氏・森 裕子氏(コンテンポラリーダンス)
「Monochrome Circusとコンタクト・インプロについて」17:15~17:30 休憩
17:30~18:20 体験型ワークショップ
「コンタクト・インプロヴィゼーション入門編」(講師:坂本 公成氏・森 裕子氏)18:20~18:30 休憩
18:30~18:55 パネルディスカッション
指定討論者:関 典子(神戸大学准教授)、清水 大地(神戸大学准教授))18:55~19:00 クロージング
登壇者(以下、登壇順・敬称略)
- 松岡 貞行(社交ダンス|koto dance lab 代表・全日本ダンス協会連合会(ANAD) 認定教師)
- 後藤 俊星(クラシックバレエ|貞松・浜田バレエ団 団員)
- 名村 空 (クラシックバレエ|貞松・浜田バレエ団 団員)
- 坂本 公成(コンテンポラリーダンス|Monochrome Circus 主宰)
- 森 裕子 (コンテンポラリーダンス|Monochrome Circus 主宰)指定討論者
- 関 典子 (神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授)
- 清水 大地(神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授)司会・進行
- 松岡(初田)響子(神戸大学大学院人間発達環境学研究科博士課程後期課程)
企画
- 清水 大地(神戸大学大学院人間発達環境学研究科)
- 松岡(初田)響子(神戸大学大学院人間発達環境学研究科)お問い合わせ
清水 大地(神戸大学大学院人間発達環境学研究科)d-shimizu [at] people [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp
主催
神戸大学大学院人間発達環境学研究科 学術Weeks2026
※登壇者の詳細なプロフィールや会場へのアクセスについては、添付のチラシをご覧ください。
関連情報
| 添付 | Size |
|---|---|
| チラシ | 13.45 MB |