学位論文の審査体制について

I. 学位論文の提出要件

1. 修士課程・博士課程前期課程

  • 研究科に1年以上在学し、16単位以上を修得して、修士論文等提出期限の少なくとも3か月前までに、指導教員の承認を経て、修士論文等の題目を研究科長に届け出ていること。

2. 博士課程・博士課程後期課程

○課程博士

  • 12単以上を修得していること。
  • 基礎論文を提出し、中間報告会で、論文発表を行っていること。
  • 博士論文の提出時において、所属する学会や外国の学術研究団体等のレフリーつきの論文1点およびこれに準じる論文1点の2点(掲載予定証明のある場合を含む。)があること。
  • 特例修了(早期修了)の場合は別途定める。

○論文博士

  • 大学院の博士課程において、所定の期間在学し、所定の単位を修得して退学した者、大学院修士課程を修了した後、3年以上の研究歴を有する者、大学を卒業した後、5年以上の研究歴を有する者、その他教授会において資格があると認めた者
  • 当該博士論文の内容に関係の深い学術領域の本研究科後期課程の教授(推薦教授)の推薦を受けた後、内見委員会での審査で合格していること。

II. 学位論文審査委員の構成及び選定方法

1. 修士課程・博士課程前期課程

  • 審査委員は、指導教員を含め、教授1名を含む3名で構成され、審査委員の選定は本研究科教授会が行う。

2. 博士課程・博士課程後期課程

○課程博士

  • 審査委員は、指導教員を含め、本研究科博士後期課程の教授2名を含む5名で構成される。
  • 審査委員の選定は、学部・大学院運営委員会及び教務委員会において、主となる指導教員以外の4名がそれぞれ明示する観点から論文を審査しうるかについて審議を行ったのち、本研究科教授会が行う。
  • 審査のため必要があれば、審査委員に他研究科の教授または准教授、他大学院または研究科等の教授または准教授等を委員に充てることができる。
  • 指導教員以外の審査委員は、当該博士論文に関係の深い学術領域の教授または准教授等とする。

○論文博士

  • 内見審査委員は、推薦教授を含め推薦教授の推薦に基づき選出した3名とする。
  • 審査委員は、推薦教授を含め、本研究科博士後期課程の教授を含む5名で構成される。
  • 審査委員の選定は、学部・大学院運営委員会及び教務委員会において、主となる指導教員以外の4名がそれぞれ明示する観点から論文を審査しうるかについて審議を行ったのち、本研究科教授会が行う。
  • 審査のため必要があれば、審査委員に他研究科の教授または准教授、他大学院または研究科等の教授または准教授等を委員に充てることができる。
  • 推薦教授以外の審査委員は、当該博士論文に関係の深い学術領域の教授または准教授等とする。

III. 学位論文の審査方法及び体制

1. 修士課程・博士課程前期課程

  • 審査委員は、提出された修士論文について、本研究科で定める学位論文評価基準に基づき審査を行う。
  • 最終試験では、修士論文を中心として、これに関連のある科目について、審査委員による口頭による最終試験または筆答による試験を行う。

2. 博士課程・博士課程後期課程

○課程博士

  • 審査委員は、提出された博士論文について、本研究科で定める学位論文評価基準に基づき審査を行う。
  • 最終試験では、博士論文を中心として、これに関連のある科目について、審査委員による口頭による最終試験または筆答による試験を行う。

○論文博士

  • 学力の確認は、申請者の学歴、業績の審査又は筆答・口頭試問により行う。
  • 審査委員は、提出された博士論文について、本研究科で定める学位論文評価基準に基づき審査を行う。
  • 最終試験は、博士論文を中心として、審査委員による口頭諮問を公開で行う。