日時
2025年1月24日 (金) 10:30~18:15
場所
神戸大学鶴甲第2キャンパス F257(F棟2階)
対象
学生・研究者・教職員・一般 (入場無料・申込不要)
本企画に寄せて
本シンポジウム「音楽劇研究とトランスナショナル・ヒストリー」は、研究プロジェクト「多文化共生時代の舞台芸術文化のダイナミクス ー 亡命・占領・共生の視点から」の一環として開催されます。(科研費代表: 大田美佐子 神戸大学)
このプロジェクトの基盤は、2017年に始まったキャロル・J・オジャ教授(ハーバード大学)と大田美佐子(神戸大学)の共同研究にあります。これまでに共著論文として「マリアン・アンダーソンの1953年の日本コンサートツアー:トランスナショナルな歴史」(Katie Callam、木本麻希子との共著、2019年)、「アメリカの演奏会の音楽と占領期日本の文化の再編」(2021年、Sounding Together所収、ミシガン大学出版)を発表してきました。
本シンポジウムでは、20世紀以降の音楽文化のグローバルな状況に焦点を当て、アーカイブ研究とその手法を検証し、20世紀の芸術家の移動と創作、演奏活動、解釈、作品の受容と批評などを取り上げます。その目的は、芸術家とその作品、活動を世界史的な視座から再構築し、再考することです。登壇者として、Harvard大学のCarol J.Oja教授、Rutgers大学のNancy Yunhwa Rao教授、The City University of New YorkのDavid Savran 名誉教授、
日本からは大阪音楽大学の能登原由美准教授、京都産業大学の田中里奈准教授、神戸大学の大田美佐子が参加します。内外の舞台芸術を越境的な視点から研究してきた音楽学・演劇学の研究者がその複眼的志向の研究がもたらす展開とその可能性について議論し、対話します。
(詳しいスケジュールなどはフライヤーをご覧ください)後援
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
the Reischauer Institute of Japanese Studies at Harvard Universityお問い合わせ先
神戸大学大学院人間発達環境学研究科 大田美佐子 Mail:misaohta [at] kobe-u [dot] ac [dot] jp