本研究科人間発達専攻・山口悦司研究室の研究員の髙橋あおいさん、博士後期課程の田中達也さんが、それぞれ日本科学教育学会奨励賞を受賞しました。この賞は、科学教育に関する優れた研究を行い、その成果を日本科学教育学会の学会誌『科学教育研究』等に発表した若手の会員に対して授与される賞です。2024年9月13日~15日に開催された日本科学教育学会第48回年会において、表彰式が行われました。
髙橋あおいさんの受賞対象論文は「国立科学博物館の展示室「親と子のたんけんひろばコンパス」の理念は展示にどのように反映されたのか」です。博物館における家族学習の実態をインタビューと参与観察によって明らかにしており、今後の博物館展示物開発におけるさらなる発展が期待できる研究である点が評価されました。
田中達也さんの受賞対象論文は、「児童主体の行動選択と動画活用型事後学習を含む新たな避難訓練プログラムの開発」です。学校現場における防災教育の課題に対して、課題設定、調査デザイン、分析と考察を綿密に行っており、波及効果が期待できる研究である点が認められました。
受賞対象論文については、以下のページをご覧ください。
髙橋あおい他(2022) 「国立科学博物館の展示室「親と子のたんけんひろばコンパス」の理念は展示にどのように反映されたのか」『科学教育研究』第46巻,第4号,384-396.
田中達也他(2023)「児童主体の行動選択と動画活用型事後学習を含む新たな避難訓練プログラムの開発」『科学教育研究』第47巻,第4号,352-365.
関連情報
- 山口 悦司(教員情報)