学習評価は、指導者・学習者がともに学びの深まりを確認するために重要なものです。現代では、自由度の高い表現に対する評価の研究も進展しています。一方、日本の初等・中等教育の教科における学習評価では、評定のための記号化や数値化の議論がつきまとい、子どもたちのゆたかな学びをとらえ評価することを中心に位置づけることは難しいのではないか、と疑問を持っておられる人も多いでしょう。本セミナーでは、学習評価の理論と実践を踏まえて、その可能性を参加者のみなさまと探究したく思います。どうぞふるってご参加下さい。
講演会ポスター(3.7MB)
第1回
- 日時
- 2023年6月8日(木)17:00~18:30
- 話題提供
- 石田智敬氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科日本学術振興会特別研究員(PD)、京都大学大学院教育学研究科 教育・人間科学講座研究員)
- 題目
- サドラーは学習評価論をどう体系化したか
- 趣旨
- 現代の学習評価研究の第一人者であるロイス・サドラーが質的判断を伴う評価論をいかに体系化したかについて、分かりやすく講じて頂きます。
- 指定討論
- 友永達也氏(神戸大学人間発達環境学研究科博士課程前期課程院生、神戸大学附属小学校教諭)
第2回
- 日時
- 2023年7月20日(木)17:00~18:30
- 話題提供
- 友永達也氏
- 題目
- 「持続可能な」評価の提案-小学四年生国語科「ごんぎつね」の単元と評価デザインを例に-
- 趣旨
- 小学校国語科の定番教材の一つ「ごんぎつね」を素材に、学習評価について具体的に提案して頂きます。
- 指定討論
- 石田智敬氏
- 場所(第1・2回とも)
- 神戸大学大学院人間発達環境学研究科 A棟4階427室(予定)/ Zoomミーティングルーム(お申し込みの方にはお知らせします)
- 参加申し込み
- 下記の登録フォームより申し込みください
- https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeukUOw57SBVSkkvC2ffvoX-nQgRpx8hWPLjLWn2qNdlK-GyA/viewform
- ※お申し込みの際にお送りいただきます個人情報は、本セミナーの運営管理の目的にのみ利用させていただきます。
- ※第1回のみ、第2回のみの参加も可能です。
- 問い合わせ
- 川地亜弥子(神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授) seminar [dot] kawaji [at] tiger [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp
- 主催
- 神戸大学大学院人間発達環境学研究科 人間発達専攻教育系 教育方法学研究室