模倣から感じ取れること、見えないからこそ感じ取れること:音楽療法家養成に向けた新たな訓練法を検証

本研究科の清水大地准教授らの共同研究チームによる論文「Empirical Studies on the Development of Music Therapy Training Programs」が,学術誌「Frontiers in Education」に掲載されました。

音楽療法では、音楽を通して相手の気持ちや意図をくみ取り、各クライアントに合った働きかけを行う力が必要とされます。本研究では、音楽を専攻する学部生76人が音楽療法家役とクライアント役に分かれ、相手の動きをまねる「模倣」と,目を閉じて相手の音や存在に注意を向ける「視覚遮断」を体験し、その前後で擬似的な音楽療法場面を体験しました。その結果、模倣は相手の意図への気づきを、視覚遮断は相手の情動への注意を促し,いずれも二人の動きの同期・調和を高めることが示されました。一方で、専門家による支援の質評価には明確な差が見られず、実践的な力を高めるに至るには、さらに継続的な訓練が必要であることも示唆されています。

詳細は、論文掲載ページをご覧ください。
https://www.frontiersin.org/journals/education/articles/10.3389/feduc.2026.1905006/full