教員情報(YAMASAKI Takeshi)

氏名・職名 山崎 健(やまさき たけし,YAMASAKI Takeshi)教授
メールアドレス ytakeshi [at] kobe-u.ac.jp
取得学位 博士 (文学) (広島大学)
研究分野 都市地理学
[学部] 所属 人間環境学科 社会環境論コース
研究テーマ

日本及び中国の都市・都市圏内部の地域構造の形成と変容について,地理学的な手法を用いて研究を行っています。

[大学院] 所属 [博士課程前期課程] 人間環境学専攻 社会環境論コース
[博士課程後期課程] 人間環境学専攻 社会環境論分野
[(旧)博士課程前期課程] 人間環境学専攻 社会環境論コース
[(旧)博士課程後期課程] 人間環境学専攻 社会環境論分野
研究テーマ

日本および中国の大都市・大都市圏の地域空間構造の形成と変容について,地理学的手法を用い,理論的・実証的両側面から考察研究を行っています。

研究者情報 神戸大学研究者紹介(KUID)
教員サイト 教員のウェブサイト
研究室紹介 都市システムから都市の形成・変容について考えてみよう。

地理学には,都市を点として捉える立場と面として捉える立場があります。

都市システムの観点は,都市を点として捉える立場です。ただし都市を点として捉えると言っても,個々の都市は決して孤立して存在しているわけではありません。相互に様々に関連しあい,影響を与え合っているのが現実の姿です。

そこで都市システムをみることは,都市どうしの空間的な相互関係に注目するということでもあります。そこには,人口・財・金融・情報・アイデア・イノベーションなど多様な相互関係がみられますが,都市システムの大きな特徴は,地球・国・地域レベルで一つのまとまった空間的なシステムを形成していることです。しかも,都市システムはつねに変動していますので,過去および未来の歴史的展開について考えることも重要です。

私のゼミでは,このような都市システムというフレームワークから,都市の形成・変容について考えています。一緒に考えてみませんか。

研究最前線 悠久の歴史をもつ中国の大都市,そこから世界都市像に迫る

中国は長い都市化の歴史をもつ国です。その都市化は紀元前から今日まで,多様な展開を示してきました。私の主な研究の関心は「中国の大都市の地域構造の形成と変容」を明らかにすることです。中国の大都市の地域構造を考察する上で,4つの地域構造形成原理を設定し,それらが多様なプロセスを経て,重層化した結果,今日の地域構造が形成されたという仮説を考えています。それらは,1)秦代に始まり二千年近く続いた封建時代の都市地域構造形成原理,2)清代のアヘン戦争以降の外国勢力による植民地的都市地域構造形成原理,3)新中国成立から改革解放政策実施までの社会主義的都市地域構造形成原理,さらに4)1970 年代後半以降の改革開放政策以降の都市地域構造形成原理です。これらの原理があいまって作用し,今日の中国大都市の地域構造が形成されてきたと考えています。研究対象として北京・上海・広州等を視野に入れて,現在研究を進めています。都市のもつ地域構造はそれぞれの都市によって異なるため,これらの各地域構造形成原理は各都市によって,時代的かつ空間的に異なる作用の仕方があるはずです。さらにいえば,そのことが各都市の地域構造の形成と変容に関する特性に反映されるわけで,私の研究の究極的な目的は,まさにそれらのプロセス,メカニズムを明らかにすることにあります。中国の都市化の展開は時間的・空間的に極めて多様であるものの,その多様性の本質についてはほとんど未解明といってよいでしょう。その意味で,私が現在までに明らかにしたことは,長い中国の都市化の歴史と比較しても,ほんのわずかなことにすぎないかもしれません。しかし,世界的にみても三千年という屈指の歴史をもつ中国の都市の地域構造の変容と形成を考えることは非常に意義深く,それが世界全体の都市の地域構造の変容と形成,すなわち世界の都市像を考えることにも大きく寄与することになるのです。