教員情報(平山 洋介)

氏名・職名 平山 洋介(ひらやま ようすけ,Yosuke Hirayama)教授
メールアドレス yosukeh [at] kobe-u [dot] ac [dot] jp
学位 学術博士(神戸大学)
研究分野 住宅・都市計画
[学部] 担当 国際人間科学部 » 環境共生学科 » 生活共生科学プログラム
[大学院] 担当 人間発達環境学研究科 » 人間環境学専攻 » 環境形成科学系, 生活環境論
研究者情報 神戸大学研究者紹介(KUID)
教員サイト http://www.edu.kobe-u.ac.jp/hudev-hiraken/
研究紹介

メガトレンドと人生の実践から住宅・都市のあり方を考える

住居からコミュニティ、そして都市にいたる生活空間を研究しています。一方において、グローバル経済の拡大、コミュニケーション・テクノロジーの革命、福祉国家の変容、労働市場と社会階層の再編、人口・家族構造の変化……といったメガトレンドが住宅市場を動かし、都市を変えます。他方において、いろいろな人たち---子ども、若者、男性と女性、労働者、高齢者---が人生の軌跡を多様に描き、その実践の集積が住まいとコミュニティのあり方に影響します。メガトレンドと生活の現場がどのように交錯し、そこからどのような空間が現れるのか、そして、より豊かな人生を支える住まいと都市をどうやってつくっていけばよいのか、という問題を考えています。

私の現在の研究テーマは、グローバル経済と住宅システム、都市再生とホット/コールド・スポットの分裂、ポスト・クライシスの住宅市場と住宅政策、大都市の若年層におけるライフコースの分岐、出産・子育て・就労に関わる女性のライフコースと住宅条件、高齢者の不動産資産保有とその世代間移転……などです。

研究活動の場は、国内だけではなく、国際学界に求めています。世界の最前線で活躍する学者たちとさまざまな仕事を共に経験することで、自身の研究を鍛えてきました。最近では、『都市の条件』 (NTT出版)、『住宅政策のどこが問題か』 (光文社新書)、『東京の果てに』 (NTT出版)、Housing in Post-Growth Society (Routledge・共著)、Housing and Social Transition in Japan (Routledge・編著) などを出版し、『日本建築学会計画系論文集』、『都市問題』、Housing Studies、Urban Studies、International Journal of Urban and Regional Research、Journal of Housing and the Built Environmentなどに論文を書きました。読んでいただければ幸いです。

教員写真