教員情報(喜屋武 享)

氏名・職名 喜屋武 享(きゃん あきら,Akira Kyan)助教
メールアドレス a-kyan [at] pony [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp
取得大学 博士(保健学)(琉球大学大学院)
研究分野 子どもコミュニティ支援論
[学部] 担当 国際人間科学部 » 発達コミュニティ学科 » 社会エンパワメントプログラム
[大学院] 担当 人間発達環境学研究科 » 人間発達専攻 » 発達支援, 1年履修コース, 教育系
研究者情報 神戸大学研究者紹介(KUID)
教員サイト
研究紹介 人々は公平に健康を享受できているのか

“一億総中流”といわれてきた日本は今、経済格差の渦中にあります。巨万の富を築き、至福の生活を送る人々を他所に、その日暮らしを強いられている人々がいることも事実です。当研究室では“家庭の社会経済状態が子どもの健康や発育発達に対してどのような影響を及ぼしているのか”“その緩衝要因はなんだろうか”という問題意識のもと、疫学的研究(社会調査研究)手法によってそれを明らかにする研究に取り組んでいます。これまでの研究成果として、例えば、数千人規模の無作為抽出データを用いて幼児期や児童期の子どもの歯科保健行動や青少年の喫煙・飲酒などの危険行動における格差を突き止めてきました。このような観察研究の知見をもとに、“格差是正のためにはどのような社会関係・社会装置が必要か”という問いを持って学校・地域・家庭の垣根を超えた施策のあり方を研究しています。

国際的視座に立って子どもの育ちを見守る

子どもが空き地で戯れて遊ぶ。そんな光景を目にする機会が減りました。今、世界では、子どもの身体活動不足が深刻な課題となっています。子どもが解放的な環境の中でイキイキと遊ぶことによって享受してきた健康的な発育発達は、混沌とした現代社会においても同様に得られているのでしょうか。世界と比較して日本の子どもたちはどうなのでしょうか。当研究室では、子どもの身体活動・座位行動や睡眠をはじめとする生活行動を世界の40を超える国々で国際比較する研究に携わり、子どものイキイキした暮らしを支える社会環境のあり方を考えています。

文武両道は成り立つか

子どもの身体活動が脳機能や認知機能に好影響をもたらすことから、学力の向上にも寄与する可能性があるとして議論が活発化しています。当研究室では、身体活動をはじめとする生活習慣と認知機能・学力の関連を追求しつつ、それらを同時に高めるプログラムの開発に取り組んでいます。これまでの研究成果として、身体活動と学力との関連を体力が媒介することや、体力の向上が学力の向上にも寄与することを縦断研究によって明らかにしました。これらの観察研究による知見をもとにして、教科学習中に学習を伴った身体活動プログラムを開発し効果検証を行っています。

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