教員情報(長ヶ原 誠)

氏名・職名 長ヶ原 誠(ちょうがはら まこと,Makoto Chogahara)教授
メールアドレス cmakoto [at] kobe-u [dot] ac [dot] jp
学位 PhD (University of Alberta)
研究分野 生涯スポーツ振興論、レジャー・スポーツ老年学
[学部] 担当 国際人間科学部 » 発達コミュニティ学科 » アクティブライフプログラム
[大学院] 担当 人間発達環境学研究科 » 人間発達専攻 » 行動系
研究者情報 神戸大学研究者紹介(KUID)
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研究紹介

加齢に伴うスポーツ行動と文化の発達を探求

「加齢」と「スポーツ」との関係は、これまでは「青年期までは発達、その後は老化」という先細り型のイメージが主流でしたが、近年は、「年齢に伴い成熟化する」ことをイメージする拡大型のスポーツライフへのパラダイムシフトが国内外で芽生えてきています。中高齢者に適した運動を処方するというこれまでのステレオタイプ (固定観念) を超えて、健康・体力・体型の向上を重視したフィットネスに代表される「ヘルススポーツ」、アウトドアスポーツや国内外のスポーツツーリズムに代表される余暇充実や楽しさを重視した「レジャースポーツ」、さらに、技術を磨く、あるいは競うというスポーツの本質的な楽しみ方を重視した「マスターズスポーツ」に関する成人期以降のスポーツニーズの捉え方と、それらのスポーツ文化をプロモート (振興) していこうとする、新たな研究領域が国内外で広がっています。私は研究室の学生らと共に、これらのスポーツ行動や文化振興に着目した行動科学・社会科学的研究を行っており、アクティブエイジングをテーマとした全国的な縦断的調査、国内外のスポーツ振興に関する先駆的事例の評価分析と情報集約、自治体のスポーツ振興計画の策定とキャンペーンプログラムの立案・評価分析、スポーツイベント開発・運営によるアクションリサーチ、マスターズスポーツ大会の招致活動と効果測定等の各種研究プロジェクトを通じて、成人期・中高齢者を対象としたスポーツプロモーションの実践と理論の体系化と総合的構築を目指しています。生涯にわたるスポーツの織りなす様々なドラマやエピソードは豊富であり、人生を活性化するスポーツの「力」と、その具体的内容に着目しながら、行動、組織、社会、文化、人生の可能性と成熟とは何かを、「ジェロントロジー (加齢発達学)」の観点から探求しています。

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