教員情報(MASUMOTO Kouhei)

氏名・職名 増本 康平(ますもと こうへい,MASUMOTO Kouhei)准教授
メールアドレス masumoto [at] people.kobe-u.ac.jp
取得学位 博士 (人間科学) (大阪大学)
研究分野 高齢者心理学,実験心理学,認知心理学
[学部] 所属 人間行動学科 行動発達論コース
研究テーマ

ひとの記憶・注意・感情・思考といった認知機能の仕組みや,加齢によるそれら認知機能の変化について実験心理学的手法を用いて研究しています。

[大学院] 所属 [博士課程前期課程] 人間発達専攻 からだ系講座
[博士課程後期課程] 人間発達専攻 からだ系講座
[(旧)博士課程前期課程] 人間行動専攻 行動発達論コース
[(旧)博士課程後期課程] 人間行動専攻 行動発達論分野
研究テーマ

豊かな高齢社会を実現するための環境・技術の構築を目指し,加齢による認知機能・行動要因の変化について実験心理学的手法を用いた研究を実施しています。

研究者情報 神戸大学研究者紹介(KUID)
教員サイト 教員のウェブサイト
研究室紹介 主観的で漠然とした「こころ」を実験的手法で科学する

増本ゼミは2011年からはじまったまだ新しい研究室です。研究室では,「加齢と適応」をテーマに研究を実施していますが,学部生にはその枠にとらわれず,自由な発想で研究に取り組んでもらいたいと思っています。こころの発達やこころの働きを実験的手法で明らかにすることに興味・関心のある方を歓迎します。
【こんなことを身につけてほしい】
心理学は主観的で漠然とした「心」を扱う学問ですが,だからこそ研究を実施する上では客観的な視点が必要となります。また私の研究室では,一般の方に被験者として研究に参加していただいたり,心理学以外の医学や工学といった他領域の研究者や企業,自治体の方と一緒になって共同で研究を行うこともあります。心理学をとおして,専門的な知識だけでなく,漠然とした事象を客観的に捉える考え方,問題解決の方法,研究を円滑に進め,自分の意見を相手に適切に伝えるコミュニケーション能力やプレゼン能力をみなさんには身につけてほしいと思っています。

研究最前線 超高齢化社会の問題を心理学的視点から捉える

現在,65歳以上の高齢者が人口に占める割合は23.1%です。この高齢化はどんどん進み, 2035年ごろには3人に1人が高齢者となるという推計もあります。高齢者を対象とした研究といえば医療や福祉分野が思い浮かぶかもしれませんが,超高齢社会では経済・テクノロジー・生活環境・娯楽といったあらゆる分野で高齢者のニーズを取り入れる必要があります。そのため,高齢者の特徴や加齢が人に与える影響についての関心も年々高まっており,さまざまな領域で高齢者を対象とした研究が進んでいます。
高齢になると,目が見えにくくなる,耳が聞こえにくくなるといった感覚機能の変化や,体力や筋力が落ちるといった身体機能の変化が顕著にみられます。このような感覚・身体機能の変化は,日常生活の中で本の文字がぼやけて長時間本を読むと疲れる,重い荷物が持てなくなるといった症状として現れるため,本人も気がつきやすい加齢にともなう変化といえます。一方で,本人がなかなか気付かない変化として, 判断力や思考の鈍化があります。人の情報処理能力の低下は,加齢に伴う脳生理学的な変化によって引き起こされます。私たちの研究室では,人の認知機能に焦点をあて,下記の4点について,実験心理・神経心理学的手法,脳イメージング手法を用いて研究を行っています。
1. 加齢とともに人の記憶や注意,感情,意思決定・自己認識といった認知機能がどのように変化するのか?
2. 加齢による認知機能の変化が日常生活にどのような影響を及ぼすのか?
3. 高齢者の自立やQOL(Quality of Life; 生活の質)を維持するにはどのような支援,環境が必要なのか?
4. 高齢期でもポジティヴに変化(生涯発達)する心理機能にはどのようなものがあるのか?
詳しくは,研究室ホームページをみて下さい。