連続講座2019「秋の園芸教室」開催報告

 連続講座2019「園芸教室」を9月から12月にかけて開催しました。専門家の指導のもと,人間発達環境学研究科の実習観察園で,自分たちで野菜や花を育てるというこの講座は,毎回とても好評をいただいています。定員を上回る応募者の中から抽選で選ばれた26名の地域住民の方が参加されました。上は80代の方まで幅広くご参加いただき,和気あいあいとした雰囲気で楽しい時間を過ごすことができました。残念ながら10月12日は台風接近のため安全面を考慮し中止とさせていただきましたが,計3回の講座で,種まきや収穫など,様々な経験ができました。

 1回目(9月14日)は3名のグループに分かれ,まずジャガイモの植え付けを行ないました。畑の畝づくりから種まき,いくつかの花の種子の播種を行ないました。有機栽培で野菜を育てるため,最初の土作りがとても重要です。講師の近江戸伸子教授や市橋秀樹名誉教授の説明を聞きながら,有機質肥料と化学肥料を混ぜ,鍬を使って丁寧に畝立てを行い,どんな野菜を育てるかをグループで相談し,カブ,ミズナ,ホウレンソウ,ダイコンなどから3,4種類の種を蒔きました。その後,参加者皆さんで役割分担しながら,小さな花苗を取り出してポットに1個体ずつ鉢上げしました。

 2回目(10月12日)は台風接近のため中止となり,3回目(11月9日)では,より大きく野菜が育つよう,間引きや雑草取りを行いました。その他,イチゴ苗の定植,チューリップの球根の植え付け,参加者みんなでサツマイモ掘りも楽しみました。

 最終回となる4回目(12月12日)は,まずジャガイモの収穫を行ないました。その後,第1回で播種を行なった大根や小松菜なども合わせて収穫しました。その後,実習中の付属中学の生徒さんと協力しながら国際人間科学部正門前の葉牡丹の鉢植えを行ない,通行人からの見え方を確認しながら花の並びや向きを調整し,美しい花壇を作り上げることができました。最後は収穫した野菜を参加者全員で分け合い,各自が持参したビニール袋いっぱいに野菜を持ち帰ることができ,皆さん大満足の講座になりました。

 最終回の終了後に行ったアンケートでは,多くの参加者の方から「身近にこのようなサービスを実施してくれるところがあってありがたい」,「次は友人を誘って参加したい」「初対面の方と話すのも苦でなかった」と感想をいただきました。また,「自然に触れて気分が良かった」「神戸大学の農学部でどんな研究をしているか興味が出てきた」というコメントも見られました。

 「鶴甲いきいきまちづくりプロジェクト」は,このようなイベントを通して,参加者同士が交流することで,地域住民同士のネットワークが作られることを目的としています。引き続き様々なイベント企画し,地域のネットワークづくりのお手伝いをしていきます。

野菜の畝づくり 好きな種を選んで播種
グループで共同作業 大学正門前で葉牡丹植え付け