高度教員養成セミナー 報告

第3回 報告


題目
どの子も見捨てず,人を信頼する教育を-子どもたちの心の声に耳傾けて-
講師
土佐いく子(和歌山大学非常勤講師,元大阪市小学校教諭)
会場
鶴甲第2キャンパス F255(高度教員養成プログラム室)(F棟2階)
日時
2018年7月20日(金 17:00~18:00
報告
本講演では,今日の子どもを理解し,どう寄りそうかに焦点をあてて,子どものあらゆる表現から,子どもの声を聴くとは何か,教師はどうした子どもの声を聴きとれるか,学級崩壊したクラスの子どもの中に何かを叫んでいるかについて解説した。例えば,①「のぼり棒に登れてよかったね」と抱く,あれ?抱かれない…「人間って1人で死ぬん」などの表現からどんなSOSや願いを読みとるのか,②作文教育を通して,子ども観について学ぶ…サークル・研究会の学びを通して,様々な体験の中から子どもの声を聴きとれる,③学級崩壊したクラスの子どもの心の中に「勉強わからん,どうせアホやもん,ほっとけ…教師面するななどを叫んでいる。この叫びを受け止めて,学級・学年再生の取り組みの始まる。

 親や教師の多忙さ,余裕のなさ,競争主義,能力主義を背景に子どもが本当の姿を出しても受け止めてもらえない。いや,不安,焦り…負的感情を出しにくいから,攻撃性に移していく。どの子も捨てず,子どものあらゆる表現から子どもの声を聴き,子どもの本当の心を受け止めるという人を信頼する教育が大事とされている。(人間発達専攻 M1肖怡)