第25回アカデミックサロン 「うたとかたりそしてピアノでつづる 子どもの心を描いた作曲家たち」 開催報告

平成29年3月4日(土)に第25回アカデミックサロン「うたとかたりそしてピアノでつづる 子どもの心を描いた作曲家たち」を開催しました。この音楽会は,本学人間発達環境学研究科人間発達専攻表現系の佐々木倫子教授と大学院声楽表現特論演習の学生や卒業生のご協力のもとに実施しています。今回で4回目の開催となり,0歳から80歳までの幅広い年代の52名が聴衆として参加しました。

第1部は,春を感じさせる「春よ来い」や「どこかで春が」や,美しい詩に曲がついた「こだまでしょうか」や「ほしとたんぽぽ」,「きいろいちょうちょ」など,馴染みのあるものから初めて耳にする14曲の童謡が,若々しい歌声とピアノの演奏で披露されました。第2部は,音楽物語としての「ぞうのババール」が披露されました。ババールが狩人に追われて森から町へ行き,再び森に帰って象たちの王様になるという物語が,佐々木教授の朗読と表現力豊かなピアノの演奏で披露され,聴衆は物語の世界に引き込まれました。最後は日本人には馴染みの深い滝廉太郎作曲の「花」を全員で合唱しました。

アンケートに回答していただいた方の感想の一部を抜粋します。「美しい歌声に心が洗われました。金子みすゞの詩にこのような曲がつくのだと初めて知りました」(40代女性),「故郷を思い出しました。童謡で子供時代を蘇らせてもらい良かった」(70代女性),「春の風を感じさせるようなセレクトと表現がとてもよかったです。また,気持ちに働きかけるような唱い方も素敵でした」(50代女性),「何か忘れていたものを思い出したような。ありがとうございました」(60代男性),「小学校にも来てほしいです。すごくきれいな声だった。ドレスも綺麗だった。ピアノのお兄さんみたいにピアノを上手になりたいです」(小学生),「子どもの頃は何気なく耳にしていた曲もいくつかの経験を重ねてから聴いてみると,また違った印象になるのだなあと思いました。みなさんがのびのびと楽しそうに歌ったり演奏したりしてとても心地よかったです」(10代女性)。

【曲目】

  • 「金子みすゞ詩による童謡歌曲集 ほしとたんぽぽ」より
     わたしとことりとすずと/こだまでしょうか/わらい/たいりょう/ほしとたんぽぽ
  • 「日本の童謡」
    春よ来い/どこかで春が/嬉しい雛祭り/青い眼の人形/夕焼空
  • 「こどもたちへのリトグラフ」より
     きいろいちょうちょ/きんもくせい/つばめ/風を ください
  • 「ぞうのババール」 J. deブリュノフ作  F.プーランク作曲
  • 「花」(合唱)