神戸大学発達科学部 学生の声2015


<人間形成学科>

「こころ」に寄り添うことを考えるコース

坂倉 有紀 さん (心理発達論コース4年生)

心理発達論コースでは2年生で研究の基礎を学び,3年生でゼミごとに共同研究を行い,4年生で卒業論文を執筆することを通して心理学の学びを深めていくことができます。
その中で私の心理学に対する考え方が変わったのは「心理検査法」の授業です。友人や自分自身に検査を行い結果を考察することで,人の心の多彩さを実感しました。その一方で悩みや困難を抱えている人を検査する場合は注意が必要であることも学びました。WISCをはじめとする知能検査は診断がその人の将来を左右する力を持っており,将来心理職に就けば人の人生に大きく関わるようになるのだと心理学の影響の強さを知ることができたからです。
人がより良く生きるためのサポートをするのが心理学の一つの役割だと思います。では今心理学には何が求められているのか,どんなサポートができるのか。次々に生まれる心理学への疑問を考え抜くことができるコースだと思います。


ここだからこそ学べる子どもの姿,子どもの魅力を感じる

矢野 叶子 さん (子ども発達論コース4年生)

このコースでは,教育,心理,数理認識,運動,音楽,芸術,文学などの視点から子どもを理解することで,新しい子どもの姿にどんどん出会うことができます。
私自身は幼稚園教諭を目指しこのコースにはいりました。友達と話し合ったり,身体を動かしたり,実際に子どもと触れあったりと様々な方法で子どもについて学ぶ機会が多く,このコースだからこそこんなに多くの子どもの姿を学べるのだなと実感し,保育の方法を学ぶことだけが将来につながるのではないことを学びました。さらに,実践現場の方々のお話を聞くことが多く,とても勉強になります。そのなかで,新たな子どもの魅力を知り,感動するとともに,子どもの世界により一層ひきこまれました。
コースの人数は一学年20名ですが,担当教員は7名おります。親しみやすい雰囲気でみんなが子どもを好きだという同じ思いをもっています。そんな仲間や先生方と一緒に,子どもの魅力を思う存分感じてみませんか。


『教育』をテーマに学問の探究を楽しむ

喜村 奈都子 さん (教育科学論コース3年生)

教育科学論コースの一番の魅力は,ゼミ形式の演習が2回生から始まることです。教育方法学,教育史,教育制度,教育行政学など『教育科学』の中にはたくさんの分野があります。その1つ1つについて主体的に学び,調査し,考え,議論を行うことで自分が学びたいことを見つけることが出来ます。少人数でアットホームなメンバー,そして個性的な先生方と行う演習は毎回知的好奇心が刺激されます。
また他コースに比べて,本コースは進路が多様であることも特徴です。教員はもちろん公務員や学芸員,企業への就職や海外留学を希望している人もいます。そのような個性豊かな仲間たちに感化されてとても刺激的な毎日です。自由で選択肢の多いコースなので,他学部や他学科の授業を積極的に履修することで学際的な学びができるのも大きな魅力です。
みなさんの知的好奇心を満たす環境が教育科学論コースにはあります。ぜひ一緒に学問の探究を楽しみましょう。


一人ではできない学びを楽しく仲間とともに

田中 俊光 さん (学校教育論コース4年生)

教壇に立って,子どもたちに授業をする楽しさを味わったことがありますか?
私は教育実習でこの経験をしました。「良い授業」ができたとき,必ず子どもたちも「良い表情」になります。子どもたちのそのような表情を見ると,授業が楽しくて仕方がないものだと気づきました。 ただし,1つの授業を行う上でも,教材研究や目標設定,発問の仕方など考えなければならないことがたくさんあります。そのため,コースの授業では模擬授業を行い,お互いにアドバイスをしたり,授業をもっと良くするにはどうすべきかを議論し合ったりしています。学生同士の協力を必要とする授業が多いので,仲良くなりやすい環境の下,仲間とともに学ぶことで,お互いに刺激し合って成長し,新たな視点を得て,一人では気付けなかったことに出会うことができます。 ここには仲間とともに楽しく学ぶ機会がたくさんあります。一人では気付けなかった学びを見つけに来ませんか?

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<人間行動学科>

「みんなちがって,みんないい」そんな居心地のいい環境

小守 利紗 さん (健康発達論コース4年生)

健康発達論コースの魅力のひとつは,多様性に富んだ個性のある人が集まっていることです。院生や留学生も多く,学年や国籍の異なる環境下で,各々が独特の視点を持って健康に対してアプローチしています。個性を大切にし,受け入れ合う雰囲気に触れる度に,自分の視野や世界が広がるのを感じます。
また,発表やディスカッション,グループワークを取り入れた多彩な講義は,知識を吸収するだけでなく,自分の意見を積極的に発信していく機会でもあります。柔軟な発想力やプレゼンテーションスキルなど,社会で役立つ能力が自然に培われます。
私は,高校時代からたばこと健康に関して興味がありました。本コースで研究するため神戸大学を選び,その分野の第一人者のもと,レベルの高い専門性と環境の中で楽しく研究をしています。また,体育会のアーチェリー部に所属し,苦楽を共にした信頼できる仲間と練習や試合に打ち込み,充実した毎日を過ごしています。


居心地の良いアットホームなコース

原田 優里子 さん (行動発達論コース4年生)

とてもアットホームなコースです。コース行事は担当の回生が協力し合って運営をし,懇親会や合宿など,先輩後輩関係なくコミュニケーションをとれる機会がたくさんあります。また,大学では,先生方とお話させていただく機会も少ないですが,行動コースの先生方は,イベントごとにも必ず参加され,共に楽しんでくださるため,とても親しみやすいです。さらに,先生方の研究分野も様々なため,ゼミでの研究内容もとても幅広いです。私は,社会心理学を専攻していますが,実際に理系的な実験を行うゼミもあれば,スポーツプロモーションに重きを置きイベントを直接運営するようなゼミもあります。どのゼミを選ぶのか考えるのもとても楽しいと思います。また,友人どうしでの会話でも,お互い異なった分野で勉強している分,良い刺激をもらえます。コース人数が少人数だということもありますが,何よりあたたかい人が多く,本当に過ごしやすい空気感のコースです!


スポーツの可能性を捉え,拡げることのできる場所

阪本 圭吾 さん (身体行動論コース4年生)

2020年に東京オリンピック・パラリンピック開催が決定し,今後日本におけるスポーツの活性化は様々な場面で私たちの目に触れることになると思います。今こそ私たちはスポーツの価値・役割を十分に知り,それを社会で活かしていく必要があるのではないでしょうか。
そのために,身体行動論コースでは,最大の魅力ともいえるフィールドワークでの実技講義を筆頭にして,スポーツや運動の知識を深めることができ,かつスポーツの立場から様々な問題を考えていくことができます。
このような学びを通して,今に生きるスポーツの価値・役割を実感でき,スポーツの立場から多くの問題を考え解決していく能力を培えることがコース最大の特徴です。この能力こそ将来に活きるものだと確信し,今も学びを深めています。
このコースのおかげで,私はスポーツの可能性の深さとその魅力に,虜になりました。スポーツが大好きで,その魅力の虜になりたい方,是非一緒にこのコースで学びましょう!

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<人間表現学科>

† 発達科学部人間表現学科は2014年度から「表現文化論コース」「表現創造論コース」「臨床・感性表現論コース」を統合し,「人間表現論コース」を設置しました。

わたしの表現学科Life―ゼミでの研究と表現創造演習

齋藤 優香里 さん (表現創造論コース†4年生)

ピアノや歌などの実技と,論文を書く研究,両方できることを魅力に感じ,この学科に入学しました。現在ゼミ活動と,表現創造演習での活動に力を入れています。
ゼミでは,チャールズ・アイヴズという作曲家の楽曲分析をしています。毎週レジュメを準備し,先生や他の学生からアドバイスをもらい,次のゼミに生かす。地道な作業ですが,1人の作曲家についてとことん考えを深めていくのは面白いです。また,培った論理的思考力は,今後社会に出た時に役立つものだと感じています。
表現創造演習では,舞台の企画から公演までを全て学生が行います。この学科には,プロとして創作活動をするなど,様々な能力をもった仲間がいます。皆の力を結集して一つの舞台作品を創り上げることには苦労もありますが,大きなやりがいがあります。
大学では,主体的に授業を選び時間を使うことができます。入学したら,あなただけの表現学科Lifeを楽しんでください。


好きなことを学ぶということ

野呂 弥生 さん (表現文化論コース†4年生)

私は高校生の時からファッションデザインに関心がありました。ですから,大学では,この自分の好きなことを学びたいと思っていました。じつは高校生の頃は,授業はどうしても好きになれなかったし,学ぶことが楽しいとは思えずにいました。そんなときに人間表現学科のオープンキャンパスに参加しました。そこで平芳裕子先生のファッション文化論「どうしてシャネルは成功したのか?」という模擬授業を受けたとき,ここでは私の好きなことが学べる! と確信したのです。
学問は学んでも学んでもわからないことばかりです。時には嫌になることもあるかもしれません。しかし自分の好きなことであれば,わからないことに出会うたび,楽しくてしようがありません。私にとっては,それがファッション文化論です。大学や学科を選択する理由は人さまざまですが,自分の好きなことを学ぶために人間表現学科を選択してほんとうによかったと思っています。


社会をしあわせにする「デザイン」を創造していきたい

太田垣 歩 さん (臨床・感性表現論コース†4年生)

本当の豊かさやしあわせとは何だと思いますか。私は,この学科で幅広い知識や専門的な分野を深く学ぶことで,自分なりの考えや哲学が身につきつつあると感じています。私はこれまでに高齢者や障がい者,動物など,言葉で気持ちを伝えることが難しい相手の立場に立って考える機会が多くありました。相手の立場で考え,想像し,理解して何かができる,社会全体がそうなれば本当の豊かさやしあわせにつながるのではないでしょうか。
ゼミではデザインと行動の心理について研究しています。これは身体表現や音楽,美術の様々な要素が組み合わさったもので,この学科で勉強してきたからこそ見つけられたテーマだと思っています。どうすれば社会がもっと楽しく,人びとがよりしあわせになれるか,学んだことを社会に還元する道を考えながら,この学科で学んだ自分だからこそできることを,デザインを通して社会に貢献したいと思い,日々の研究に取り組んでいます。

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<人間環境学科>

幅広い知識と魅力的な人が集まり・繋がる場所

矢井田 友暉 さん (自然環境論コース4年生)

自然環境論コースでは,2,3回生の間に物理・化学・生物・地学の4分野全ての講義と実験が受けられるため,高校で勉強した内容を生かして,さらに深く,広い実践的な知識を身に付けることができます。これは,現代の世界に山積する様々な自然環境問題に対する研究が,多数の領域に跨って相互に関わっているため,それらに対応した広い視野が必要であるからです。また,私はそうした日頃の勉強の中から自分が興味を持った分野を見つけ,調べるところから,研究が始まりました。
このコースのもうひとつの特徴として,先輩方との強い繋がりを感じられることが挙げられます。2回生になり配属が決まってすぐに行われる全員参加の合宿や,毎年開催されるスポーツ大会やバーベキューなどを通して,先輩方と仲良くなり,勉強を教えて頂いたり,就職についての悩みを聞いて下さったりしてもらっています。このような恵まれた環境が揃う場所は他にないと思います。


すばらしい仲間と環境で学びたいことが学べる大切さ

杉本 光太朗 さん (数理情報環境論コース4年生)

私は高校数学の教師になりたいと思い,人間環境学科に入学しました。
そして2年生で行われるコース分けでは数学をメインで扱う数理情報環境論コースに進みました。ここでは解析学や幾何学といった大学数学の様々な分野を学ぶことができるので日々新しいことを知ることができ,毎日が充実しています。またコースには毎年15人前後の学生しかいないので学生同士の結びつきは強く,授業でわからないことがあってもみんなで協力して解決することが出来ます。特にテスト前では夜遅くまで残って問題を解き合ったり話し合ったりしたこともありました。
このように数学に明け暮れている毎日ですが,一方で疲れたときには通称「数理部屋」というところで学生同士が休憩し,わいわいしています。また年に何回か数理のスポーツ大会や交流会なども行われ適度に息抜きも出来ます。
楽しく真剣に数学を学ぶことができるこの数理情報環境論コースは私にとって最高の場所です。


生活へ様々な角度から切り込み,自ら問題解決へ

鎌田 庸平 さん (生活環境論コース4年生)

生活環境論コースの魅力は,人の生活に関わる問題を様々な視点から捉え,学び,自ら問題解決に向けた研究が出来ることです。このコースでは,食べること,衣服を着ること,家やコミュニティ内で暮らすこと等,生活に関わる多彩な分野の問題を学ぶ機会があります。それぞれの生活行動が人の心身の健康や経済活動,自然環境にどのような影響を及ぼすのか,講義や実験を通して多角的にアプローチすることで,生活について深く考えることが出来ます。
私は現在,歩行や寝起きのような日常行動を計測・評価し,生活の質向上へ役立てることに興味を持ち,各種センサーを用いて新たな計測手法を探っています。身近なテーマだからこそ,実生活に直接貢献できる可能性があると実感でき,やりがいを感じています。ここで出来ることは実に多種多様で,先生方も含めて様々なことに興味を持つ人が集まっています。色々な角度から刺激を受けられるのもこのコースの特色です。


あなたの思い描く充実した大学生活が送れるコースです。

伊藤 圭紀 さん (社会環境論コース4年生)

私が社会環境論コースに所属してまず痛感した事は,思考することの大切さです。本コースの授業は,少人数制が多く,先生から学生の意見を問われたり,グループディスカッションを通して学生間で議論を繰り広げたりする機会が多々あります。その時に求められるものが,思考する力です。思考とは,知識とは異なり,考えを巡らせる行動のことを言います。本コースの授業はエネルギッシュで頭を使いますが,その分,学生間の距離が近く,コース全体がとても仲が良いです。また先生方は気さくな方が多く,小さな質問から人生相談まで話にのっていただけます。
また,私は教員免許取得に向けて勉強中ですが,海外の文化にどうしても触れてみたいという夢をもち,現在,アイルランドで語学を学んでいます。こちらの生活は,毎日が新発見の連続で非常に満足しています。このように,自由に自らの意思で大学生活をアレンジできることはこの学部の魅力だと思います。

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<発達支援論コース>

自由な学びの場で,「自分」とは何か,本気で考えてみませんか

粟田 智美 さん (発達支援論コース4年生)

何のテーマを,どのような方法を使って,どのくらい頑張るのか。ここでは誰かに強制されることはありません。その自由さは決して楽なものではないけれど,自問自答を繰り返す中で少しずつ自分の問題意識が形になっている。そんなことにふと気づいたとき,そこには自分の成長を感じるたしかな喜びがあります。
支援論コースに集う人は,もっている文化こそ違えど,その違いを互いに楽しみながら,答えの分からない世界の中で人間が幸せに生きることができる社会について本気で考えているという点では,共通していると言えるでしょう。
社会を変革したいと思う人,実践的研究に興味がある人,学びを主体的に創造したい人,支援の本質について考えたい人,多角的な視点から社会問題を捉えたい人,自分の生き方について真剣に考えたい人,そしてかけがえのない仲間と出会いたい人にはぜひ,発達支援論コースをお勧めします。きっとここで学びを楽しめるはずです。

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<ESDサブコース>

「豊かな経験」は,人生の成功良好な社会を導くエッセンスとなる。

江本 直子 さん (人間表現学科表現創造論コース†4年生)

1年生最初の頃,「自分が目指すものは?大学で学び得るものが違うのではないか?」と常日頃,思っていました。1年生後期に,たまたまESDサブコースについてのパンフレットを目にする機会があり,学部を超えた幅広い領域で学べ,地域社会の現場で実践的活動を行っていくという内容に,「これだ!」と思わず叫ぶほどでした。そして,自分のコースの授業とのバランスを考え,無理なく取っていこうと思いました。
様々な授業は,幅広い知識を身につけるだけではなく,地域に直接出向いて,自分たちで問題点を考えリサーチし,地域の人たちと交流することで,地域を肌で感じることができました。どの授業も新鮮に思え,楽しく本当に勉強になりました。
これらの授業での経験で,グループ行動での協調性,問題点を解決する為のスキル,自分の考えを人に伝える力を身につけることができたと思います。
このことは,今から進むべき道への大きな自信,力になると思います。

† 発達科学部人間表現学科は2014年度から「表現文化論コース」「表現創造論コース」「臨床・感性表現論コース」を統合し,「人間表現論コース」を設置しました。

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案内パンフレット 『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2016』 より