IPCCレポートを根堀り葉堀り読む会

神戸大学サイエンスショップでは、2007年9月より、「市民のための、IPCCレ ポートを根掘り葉掘り読む会」を継続的に開催しています。原則として、3週間に1回のペースで土曜日の午後に、これまでに2期にわたり230回開催してきました。

2022年3月末までの掲載情報については、旧サイトをご覧ください。

今後(2022年5月21日より)、新たに第3期として、IPCC第6次評価報告書に取り組むことになりました。この機会に参加される方を歓迎します。

参加を希望される方は、サイエンスショップ ss-stf [at] radix [dot] h [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp までご連絡ください。

これまでの経緯

第1期(2007年-2014年)では、IPCC第4次評価報告書(AR4)の Working Group 1 (WG1) について、SPM (Summary for Policymakers)、TS (Technical Summary) などに取り組み、100回開催しました。

第2期(2014年-2022年)では、WG1のIPCC第5次評価報告書(AR5)について、SPM やTSに取り組み、その後、Future Earth の 10 New Insights in Climate Science 2018、UNEP の Global Environment OUtlook & (GEO6)や、さらに AR5 の後に出たIPCCのSpecial Reports (Global Warming of 1.5ºC; Climate Change and Land; Ocean and Cryosphere in Changing Climate) などに取り組み、130 回開催しました。

それらを踏まえ、今後は第3期として、WG1だけでなく、WG2、WG3も視野に入れ、 昨年から今年にかけて公開されつつある第6次評価報告書 (AR6) から、まずは、 3つのワーキンググループの報告書のSPMの全体を眺め、その中で重要な点や不明 な点を抽出し、それらについてさらに深掘りしていくことになりました。

この会の趣旨

科学の発展に伴い、最先端の科学的知見は、専門家でない人々(市民)にとって 理解が困難なものになってきています。一方で、インターネットなどを通じ、誰 もが科学者の手になる文献を直接手にとって読んでみることも可能になってきま した。ただ、読みたい、知りたいと思っても、その膨大な量を前にして、また、 科学的な知識や分析方法を身に付けていないと解読できないところもあり、ひと りで挑戦することは、なかなか大変なことです。気候変化に関する議論が、専門家や政策立案者だけでなく、多くの市民の関心事 となっている現在、様々な分野からの知見を集結・提示した膨大な量のIPCC評価 報告書を、社会の中の様々な背景をもつ様々な立場の人々が集まり、協働して自 らの手で解読してみようという会が「IPCCレポートを根掘り葉掘り読む会」です。

この試みにご一緒に参加なさいませんか?

神戸大学サイエンスショップ

第3期「市民のための、IPCCレポートを根掘り葉掘り読む会」開催予定

【2024年】

【2023年】

【2022年】

第2期「市民のための、IPCCレポートを根掘り葉掘り読む会」

関連情報

IPCCレポートは、国際的な専門家集団が、気候変動に関する自然・社会科学的研究成果を分析検討し、知見を整理して合意の得られた事柄について提示された報告書です。地球温暖化問題などに関する国際的な取り決めの基礎資料として利用されています。以下、関連サイトもご覧ください。

本会の過去の開催状況につきましては、旧サイトをご覧ください。