社会環境論コース(社会環境論教育研究分野)の主な授業科目

博士課程前期課程

授業科目 科目概要
人間環境学相関研究

人間の発達を促し,支え,助けるために,どのような環境を,どのように形成し,維持すればよいのか,という人間環境学専攻で取り組む課題に必要となる多様な分野からのアプローチについて対話型の学習をとおして理解を深めることがテーマの授業である。

授業科目 科目概要
産業社会構造特論I

現代日本では過疎・高齢化や災害によって地域の存続が危ぶまれている。人々が住み続けられる地域産業のあり方や社会保障制度を実現するための課題について検討する。

産業社会構造特論演習

少子高齢化の進行や貧困と不平等の拡大の下で,より重要性が高まっている社会保障制度(医療・福祉「産業」分野)について,現状と課題について議論・検討する。

都市地域構造特論I

都市の地域構造に関する地理学分野における学術論文を講読する。地理学関連の学術雑誌の中から適当な論文を選び,それについて発表紹介・議論を行う。

都市地域構造特論演習

都市地域構造に関する地理学分野の論文を読みながら,フィールドワークを行う。文献紹介およびその批判的な読み方の能力を高め,同時に議論の仕方についても学ぶ。さらに地理学的なフィールドワークの能力を高める。

農村地域構造特論I

グローバル化した世界の中でのローカルな存在としての地域の変容を,人文地理学や社会学の文献の輪読を通じて明らかにする。

農村地域構造特論演習

先進国や開発途上国の都市や農村の地域社会,さらに国境を越境した移民たちのネットワークの形成や変化を対象に,グローバル化の本質や矛盾を講読を通じて論じます。

国際社会構造特論I

現在進行する開発や援助政策,さらに発展途上国の推進する貧困対策・社会政策に関する邦文・英文の文献を講読しながら,パラダイム転換,構造的変容の実態について検討を行う。

国際社会構造特論演習

国際社会の動態を途上国の視点から考える。とくに,グローバル化時代における国際諸機関の開発戦略のあり方と課題を,個別国家レベルのガバナンスや,実際に生活する人々の主体的な人間の関わる実践と関連づけながら検討する。

社会変動特論I

近現代の社会変動を,特にポスト・コロニアル,グローバリゼーション段階における人口移動やそれに伴う文化変容との関連で理論的・実証的に考察する。

社会変動特論演習

諸個人の現実的な生活過程とマクロな社会変動の相互連関を捉える方法論について,理論的・実証的に考察する。

労働社会史特論I

現代日本の労働問題の社会的・経済的・法律的な諸側面について,検討する。

労働社会史特論演習

参加者の関心や研究テーマに応じて,労働史に関する重要文献を選定し,輪読する。

憲法秩序特論I

日本国憲法平和主義およびその現実の展開過程についての文献を講読し,考察していく。

憲法秩序特論演習
比較社会規範特論I

現代における社会規範の構造とその変容を,基本文献の詳細な分析と参加者による議論をとおし,公共性の形成と展開という視点から理論的に検討する。

比較社会規範特論演習

現代社会における「公共性」に関わる問題状況を具体的に捉えながら,理論的な観点からあるべき姿を探る。

社会環境思想史特論

社会思想の古典とされるテキストを輪読することで,現代の社会理論・社会像の根底にある哲学的・思想的前提を批判的に捉える基礎を学ぶ。

社会環境思想史特論演習

博士課程後期課程

授業科目 科目概要
産業社会構造特論II
都市地域構造特論II

日本・中国および西側先進国の大都市圏における地域構造の形成と変容に関連して,主にオフィス立地変動からみた都心部(CBD)の変化に注目して,理論的・実証的に検討を加える。

農村地域構造特論II

経済のグローバリゼーションと地域・空間・場所との関連性を,人文地理学と社会学を横断した観点から考察する。

国際社会構造特論II

発展途上国をめぐる従来の議論を前提としながら,今後の方向性につき受講者に創造的アイデアを出してもらう場をつくる。もちろん主張が学問的背景,実践的意義に支えられたものでなければならない。

社会変動特論II

グローバリゼーション下での国民国家の変容,格差拡大,自然環境破壊,および,それらと相即した世界社会変動について,理論的・実証的に考察する。

労働社会史特論II

各国(とくに日本とドイツ)における労使関係の特質と変容について,実証的・理論的に検討する。

憲法秩序特論II

近代立憲主義と平和主義との緊張関係を,世界の憲法史の展開過程の中で考察していく。

比較社会規範特論II

現代における社会規範の構造とその変容を,日英の地方自治を対象に,公共性の形成と展開という視点から理論的かつ実証的に検討する。