神戸大学発達科学部 学生の声2012


人間形成学科

心理発達論コース
こころの不思議を,ステップをふみながら学べるコース

高山満里奈 さん(心理発達論コース4年生)

 心理発達論コースではこころについてひとつひとつステップを踏みながら勉強できます。
 2年生では心理実験を講義の中で行い本格的な論文を書きはじめます。心理実験以外にも臨床現場などで用いる心理検査法をロールプレイで行い,自分自身の心を考察するというとても面白い講義もあります。
 3年生のゼミ分けの後には,学部や大学院の先輩,先生のアドバイスを受けながら同級生とともに共同研究を進めていき,大変ながらも自分自身の成長を感じる貴重な経験です。
 卒業する時には自分が考えるこころの不思議について,それぞれの答えを導き出せるのではないかと思います。そのための方法と知識を無理なく習得できるのが,このコースです。
子ども発達論コース
子どもの見ている世界を理解する方法を探る

清水結衣 さん(子ども発達論コース4年生)

 子ども発達論コースでは,子どもの発達のプロセスを心理学や教育学,芸術や運動など様々な視点から総合的に学ぶことができます。授業は講義と共に参加型の授業がとても充実しています。例えば童謡を歌ったり,紙芝居を作って発表したり,鬼ごっこをしたり,学生同士のグループで遊びを考えて,学生を子どもに見立てて実践したりしています。子どもが日々接しているものに実際に触れ,子どもの視点に立って考えることにより,頭だけでなく身体でも子どもを理解し学びを深めていくことができます。
 私は幼稚園教諭の免許をとるために幼稚園に教育実習に行きました。そこで子どもと直接触れ合うことで今までに得た知識が深まり,新しい学びもたくさん経験しました。実習を通して子どもの魅力を改めて感じることができました。また,学生と先生の距離が近くアットホームな雰囲気であることも魅力の一つです。子どもが好き,子どもをもっと知りたいという人はぜひ一緒に勉強しましょう。
教育科学論コース
新たな“知”を探求しませんか

小島倫世 さん(教育科学論コース4年生)

 いくつかの視点から多角的にとらえ,1つの立場に立って論じる。
 私は教育科学論コースに入り,幅広い視野から柔軟に物事をとらえることの魅力と大切さを学びました。教育科学論コースでは,“教育”を制度,歴史,哲学,科学など様々な側面から探求します。「教育とは何か」,「どうして勉強しなければならないのか」といった,これまで当たり前だと思ってきた事柄の本質を問い直し,自分が培ってきた経験や知識を活かしながら,新たな“知”へと挑戦する過程には,学び本来の醍醐味を感じることができます。また,少人数だからこそ実現できる仲間との活発な議論や先生を身近に感じる対話型の講義は,教育科学論コース最大の魅力です。教育に関する問いには,唯一の決まった答えはなく,スッキリしないこともしばしばですが,答えが決まっていないからこそおもしろく,やりがいを感じます。社会,他者,そして自分自身を見つめ,新たな“知”を探求しませんか。
学校教育論コース
子どもたちともっと楽しい授業を

安藤弘貴 さん(学校教育論コース4年生)

 40人の子どもたちの前に立ち,授業をしたときの感動を味わったことがありますか?私は教育実習でこの経験をしました。その瞬間,「子どもたちともっと楽しい授業をしたい」という目標ができました。この目標は,コースで共に学んでいる仲間たちにも共通しています。
 コースの授業では,教育の歴史や先人の実践を学んだり子どもの発達を学んだりして,様々な視点を得ることができます。授業で学んだことを活かし,コースの仲間と模擬授業を行い,子どもの姿を思い浮かべながら,お互いにアドバイスをしたり,もっと良い授業をするためにはどうしたら良いかを話し合ったりしています。
 仲間とともに学ぶことで,一人では気づけなかったことにたくさん出会い,お互いに刺激し合って成長することにより,教師として大切な,一生学び続ける姿勢を持つことができると感じています。ほかでは得ることのできない「学び」の機会が,ここにはあります。ぜひ,あなた自身の「学び」を見つけにきてください。

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人間行動学科

健康発達論コース
広い視野で物事をとらえ,自分自身を深めていく場所

松浦万里 さん(健康発達論コース4年生)

 「健康発達」は様々な観点から健康をとらえ問題解決に導く学問です。「健康」といっても予防医学的な観点だけでなく,教育的・心理的・環境的観点と幅広い視野で物事をとらえる必要があります。私たちの生活において「健康」は当たり前のことのように感じるかもしれませんが,決してそうではなく,実は様々な要因から成り立つものなのです。その「当たり前」にも思える事を,改めて学び考え,そして理解を深めていく場こそがこの「健康発達論コース」なのです。当たり前だと思っていたことの仕組みや,現代における健康問題の解決の糸口を学ぶことはとても楽しく有意義なことだと感じながら毎日このコースで過ごしています。「健康」という観点から人間の行動をとらえてみると,自分自身だけでなく周りの人々への関心も広がり,そこからまた自分の考えを深めることができます。そんな「健康発達論コース」であなたも一緒に学びませんか?
行動発達論コース
仲間との支えあいがあるからこそ,やりたいことに没頭できる

森本久美子 さん(行動発達論コース4年生)

 私は行動発達論コースで,スポーツプロモーションを専攻しています。所属するゼミでは,スポーツの振興方法を科学する研究の一環として,スポーツイベントの企画・運営を行っています。他のゼミとは形式が全く異なり,座学ではなく実際の体験を通して様々なことを学ぶことができます。卒業論文は,自分の興味・関心を第一にテーマを設定できるので,意欲的に取り組めます。
 私が行動発達論コースで良かったと思う理由は,同回生はもちろんとして,先輩方に恵まれていることです。勉強のことだけでなく,就活やプライベートな悩みにも,親身に相談にのってくださいます。
 また,このコースでは,個人が熱中していることを,教授も含め全員が全力で応援してくれます。私の大学生活の中心には部活動がありますが,先輩方が試合の応援に駆けつけてくださることもあり,とても心強いです。
 素晴らしい友人,先輩,教授に囲まれながら充実した大学生活を送っています。
身体行動論コース
「上手くなりたい」その気持ちがスタートライン!

竹内彩華 さん(身体行動論コース4年生)

 みなさんは今まで体育の授業や部活動,その他の活動を通して運動やスポーツをしてきたと思います。きっとみんな「上達したい」「上手くなりたい」と思いながら取り組んできたのではないでしょうか。身体運動論コースは,これらの気持ちを軸に,実際にどういったことをどのようにすればよいか,どういったことに気を付けなければならないのかといった具体的なことを学び,考えていくコースです。私は中学から現在に至るまでずっと陸上競技をして,「『足が速い』って具体的にどういうことなのか知りたい!」と思ったことがこのコースに行きたいと思ったきっかけでした。みなさんにも自分が今まで経験した運動やスポーツについてもっと深く知りたいと思うこと,もっと上手くなるためにはどうしたらいいのか考えてみたいと思うことがあると思います。それができるのはこの身体行動論コースです。私たちと一緒に,楽しくかつ真剣に身体運動について学びませんか?

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人間表現学科

表現文化論コース
「知らない世界」を「知りたい世界」にできる場所

真柄あゆみ さん(表現文化論コース4年生)

 人間表現学科というと,作品を制作したりパフォーマンスを行うところという印象があるかもしれません。しかし,表現文化論コースは,文献調査をしたりレポートをまとめたりといったことが主な内容です。私も最初の頃はコース専門科目に実技科目がないことに違和感を覚えました。個人的には美術作品の制作も続けていますが,授業ではオペラ,ファッション,統計など,これまで興味がないと思い込んでいた分野も学びます。そして今は,人間の表現活動そのものを,一歩引いた地点から,歴史,経済,政治などとの関係をふまえて考えることに,面白さを見出しつつあります。
 考えてみれば,自分の向き/不向きがわかるほど,世の中を知っているわけではなかったのです。人間の表現にも,たくさんの「知らない世界」があることに気づきました。授業などで垣間見た未知の世界。それへの小さな窓を,こんどは自分自身で大きく拡げられるよう,充実した大学生活にしたいと思っています。
表現創造論コース
広がる可能性,新たな世界に踏み込むことの楽しさ

宮野 源史 さん(表現創造論コース4年生)

 表現創造論コースの大きな魅力は,自分の可能性を広げ続けることができることです。やりたいことにとことん取り組む仲間がいて,それぞれが好きな方面に進むため,みんなが集まったときの世界はさらに広がります。また,多方面で活躍している先生方が,展覧会・演奏会など多様な勉強の場を用意してくださるので,そこに飛び込む勇気を持てば,可能性はどんどん広がっていきます。
 私は神戸大学交響楽団に所属し指揮を担当しています。入学まではもっぱらピアノでしたが,今ではコントラバスを弾き,合唱団員として市民オペラで歌い,もちろんピアノも続けています。所属は,指揮とアンサンブル法のゼミですが,ゼミ生のテーマはさまざまで,音楽と企業メセナ,J-POP,そして私はコントラバスの音響と,自分の興味・関心が狭められることはありません。日々新しい発見ができ,多くのことに挑戦できるこのコースで,あなたも自分の可能性を広げてみませんか?
臨床・感性表現論コース
ホットな感性をクールに見つめ,アートとの新しい出会いを求め続ける

野見山鮎美 さん(臨床・感性表現論コース4年生)

 私がこの学科を志望したのは,ヒトの感性とアートの関係に対する興味からでした。さまざまなアートに触れたときの感じ方は多様ですが,その経験の蓄積のなかで,人間の表現にかかわる感性や可能性は,とどまることなく変化するのだと思います。
 私が,本コースでとくによかったと思えるのは,コンテンポラリーダンスや即興演奏など,高校時代までにはあまり身近でなかったジャンルの芸術に出会えたことです。それは,私のアートへの向き合い方や作品づくりに,思いもよらない方向から刺激を与え,アートを通してヒトの感性の素晴らしさを教えてくれました。本コースの先生方には現役のアーティストもいらっしゃいますし,学生の多くも学内外で多様なアート活動に関わっています。そうしたアートとの出会いのチャンスがある一方で,人間とアートを客観的に見るクールなスタンスも求められる。このユニークな学科での出会いは,かけがえのない私の感性の一部だと思っています。

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人間環境学科

自然環境論コース
複雑な環境問題に立ち向かえるサイエンティストになる

石橋杏奈 さん(自然環境論コース4年生)

 私は「地球温暖化」が重大な環境問題だと考えています。ですが「温暖化」と一言でいっても,そこには大気の温まり方(物理),温暖化を加速させる物質(化学),生態系の変化(生物),乾燥地の拡大(地学)といった多くの要因が複雑に絡み合っています。よって「温暖化」について理解し解決策を編み出すには,一つの専門分野に固定することなく,様々な分野を多面的に学ぶことが必要です。そのために最適な場所が自然環境論コースです。自然環境論コースでは3回生まで物理・化学・生物・地学を学び,4回生で自分の専門分野の研究室に所属します。実験,フィールドワーク,ディスカッションといった多様な形式の授業を通じて多方面の先生方から熱心な指導を受け,また多様な関心を持つ仲間たちとの議論を通じて視野を広げることができます。皆さんもぜひ自然環境論コースでサイエンスを学び,地球環境問題の解決に貢献する人材になりませんか。
数理情報環境論コース
理学部にはない数理特有の自由な環境がうれしい!

中平智 さん(数理情報環境論コース4年生)

 私の目標は数学教師です。大学では数学を学ぼう!そう思い発達科学部を選びました。理学部と迷いましたが,私はこの学部を選んで良かったと思っています。
 数理情報環境論コース(以下,《数理》)は必修科目が少なく,授業の多くを自分で選べます。また純粋数学だけでなく,応用数学やプログラミングなど様々な内容を学ぶのも《数理》の特徴です。
 私は発達科学部内に多様な学問の授業があることを活かし,他コースの物理などを受講しています。物理では微積分などの数学が必要ですが,そこでは数学の利用に主眼が置かれています。私は《数理》で数学の理論を学ぶことが多いので,別の視点で数学を扱うことは,数学を学ぶ上での刺激になっています。実際,他学問における数学の利用を知ることで,元となる数学理論を理解する意義がより実感できるのです。
 自分の興味に合わせて自由に,広い視野から数学を学びたい方は,ぜひ数理情報環境論コースへどうぞ!
生活環境論コース
日常生活に面白い問題が潜んでいることに気づきます

泉谷偲乃 さん(生活環境論コース4年生)

 自分が勉強していることが将来どんな役に立つのだろう,と考えている人も多いのではないでしょうか。
 生活環境論コースは,名前の通り日常生活に関する様々なテーマを扱います。日常生活といっても,いざ研究となると文系・理系の枠を越え,アンケート調査から化学,物理実験まで様々な方法を必要とする複雑な領域です。しかしそれだけに,研究成果は私たちの生活に直接関連し,役立ちます。
 私は文系出身ですが,今は実験中心の「理系」的な研究をしています。私が所属している植物環境学研究室では食料生産,環境保全などに貢献するための植物バイオテクノロジー開発を手掛けています。最先端の技術に触れ,扱えるのはまさに研究の醍醐味です。
 頭で考えるだけでなく,実際に目で見て肌で感じて結果を体感でき,しかも身近な問題につながる。これが生活環境論コースの何よりの魅力です。日常生活の様々な問題について,みなさんもここで学んでみませんか。
社会環境論コース
私たちの素朴な「なぜ」を探求することで社会をとらえる

村上遼介 さん(社会環境論コース4年生)

 今,世の中は大きく変化しています。変化とともに数多くの矛盾が生まれています。その矛盾を知り,社会で生きて行くための糧にしたいと思い,私は社会環境論コースに進学しました。
 私はとくにグローバル化から生ずる矛盾に強い疑問をもっていたので,3年次に国際社会や国際開発について勉強できるゼミへ進みました。そのゼミで私は,先生や仲間と一緒にフィリピンの農村へ足を運び,マイクロファイナンスという貧困対策プログラムを調査したのです。フィリピンに行くまでに,ゼミでは何度もディスカッション行い,家でも語学,調査のための勉強に時間を費やすなど,準備は決して楽なものではありません。ですが,一人一人が積極的に準備に取り組み,互いに刺激を与え合ったゼミでの日々は,とても充実したものでした。
 世界,日本,そして身の回りにある「なぜ」という疑問を深く考えることができる場所,仲間が,社会環境論コースであなたを待っています。

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発達支援論コース


自分の新たなフィールドを見つける,創る,広げる

田中雄大 さん(発達支援論コース4年生)

 ここはどのコースからも入れため,非常に個性的なメンバーが揃っています。部活に打ち込む者,子どもとキャンプで戯れる者,イベント運営に関西中を飛び回る者,他にも紹介しきれない様々な人たちが集まっています。それぞれが独自のフィールドを持っていることもあり自分のフィールドの幅もぐっと広がります。たとえば僕自身,このコースに来たおかげで東北で気づきの多いボランティアに参加する機会をえました。そして東北のボランティアをきっかけとして,福島の高校生の演劇行脚でお手伝いをさせてもらったり,フェアトレード団体の事業企画会議に参加させてもらったりと,派生して自分のフィールドが広がっていきました。
 正直,このコースで何がされているのかは深く理解せずにやってきた感はあるのですが,日々新しいフィールドが見え,発達科学部の魅力的なイチオシのコースです!

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ESDサブコース


「考え」,「発見」し,「学び」を得ることができる場所

山崎茜草 さん(発達支援論コース・ESDサブコース4年生)

 ESDサブコースでの授業は,知識を得るというよりは,それぞれが「考え」,「発見」し,「学び」を得るような構成になっています。実際にフィールドに出かけることも多く,調査やアンケート,人との交流といった体験の中に多くの発見や学びがあります。また,それぞれが学んだことを発表する機会が設けられ,人の学びから新たな発見を得ることができます。普段自分が触れることのない領域にも関わることができ,その中で自分が目も向けていなかったところに問題が潜んでいたり,学部によって考え方に違いがあったりすることに気づかされます。昨年度は大震災を受け,震災に関して,人,農業,エネルギーなど様々な観点から問題や行われている活動についてお話を訊いたり,調査したりする機会が多く設けられました。今の社会で問題になっていることをリアルタイムで学習できるのもこのコースの特徴です。

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案内パンフレット 『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2013』 より