博士後期課程1年の内田さんが第18回大気化学討論会でベストポスター賞を受賞

 大学院博士後期課程人間環境学専攻1年の内田里沙さん(指導教員:今村隆史教授)が,平成24年11月6-8日に福岡県朝倉市のホテル パーレンス小野屋で開催された第18回大気化学討論会において,ベストポスター賞(選考対象33件中3件が受賞)に選ばれました。
受賞テーマは,「O3 + cis-3-Hexene類の反応速度とOHラジカル収率の決定」です。
 植物は環境ストレスに対する防御として色々な有機物(BVOC)を放出することが知られています。例えば,芝や稲などは傷つくと,その防御機構として緑の香り成分と呼ばれるcis-3-ヘキセン骨格を有した有機物を放出します。
放出されたcis-3-ヘキセン類は大気中での化学反応によって大気微量粒子(エアロゾル)やオキシダントの生成をもたらします。今回の研究では,cis-3-ヘキセン類の大気中での化学反応の中でもオゾン(O3)との反応に注目して,その反応速度定数やOHラジカル生成収率を絶対値で決定することに成功しました。 BVOCの大気化学反応が大気環境とくに大気質に及ぼす影響を理解するための今後の研究において,有用な知見となることが期待されます。