心理発達論コースの魅力

人の「心の発達」を, 様々な側面から科学的に探究する

人の生涯は,受胎に始まり,誕生,赤ちゃんの時代,子どもの時代,青少年の時代,大人の時代,高齢の時代を経て,死で終わります。こうした生涯のそれぞれの時代に重要な「心の発達」があるとともに,各時代の「心の発達」が相互に影響しています。心理発達論コースでは,心の発達の様相とその支援とについて,発達心理学を中心に,様々な学問領域から学びます。具体的には,個々人が自分らしさをどのように形成してゆくのかという人格発達,人の認識・思考・判断等の変化を探る認知発達,心の病をどのように理解し,ケアするかという臨床心理学,発達の障害をどのようにとらえ,支援するかという発達障害学などです。本コースでは,これらの学問領域における理論や知見を学ぶことに加え,心理学の手法を用いて心理学的知見を見いだし,それを卒業論文にまとめることを4年間のゴールとしています。そのため,心理学概論・各論の授業と平行して,実験法や観察法,質問紙法,検査法などの心理学研究法を獲得していくカリキュラムが組まれています。2年生ではまず,様々な研究法を実習し,データ分析のための統計法も学びます。3年生になると,計画立案-データ採取-分析-結果解釈という研究プロセスを,ゼミの仲間と共同で経験します。4年生では,個人の関心から研究テーマを設定し,一人で卒業研究に臨みます。卒業後の進路は様々で,心理学に関連する仕事もそうでない仕事もあります。しかし,心とその発達について,苦労して採取した生のデータで,自分の考えた仮説を実証し,結果をレポートや論文の形式で発信するという,科学的探究を経験してきたことは,卒業生の将来に,有形無形の影響を与えています。カウンセラー等の心理職を目指す人は,大学院に進学し,臨床心理士の資格を取得します。