臨床・感性表現論コースの魅力

新しいアート・ヒューマンインターフェースの開拓に挑戦する

人々の価値観が多様化した現代社会においては,これまで我々の生き方を規定してきた文化的な枠組みは大きく変化し,社会と人間との間には新たな関係が見出されるようになってきました。人間の表現行為は,芸術から日常的な行為にまでさまざまな様態がありますが,そういった行為を一続きのものと考える見方も,比較的最近になってからと言ってよいかもしれません。

歌を歌う,踊る,ものを作るといった人間の表現行為は専門の芸術家でなくとも,すべての人間にとっても,生きていく上で大変大きな意味を持っています。その領域は,音楽療法やダンス療法,美術療法といったさまざまな芸術療法という形に展開することができますし,あるいはデザインや生活上のさまざまな表現リソースの開発や研究としても展開できます。また,新しい時代の芸術表現の創造へと展開する大きな可能性も秘めています。

臨床・感性表現論コースでは,従来のさまざまな芸術コースとも,諸芸術学ジャンルとも異なり,表現者として,新しいアート・ヒューマンインターフェース(芸術と人間という2つのものの間に立って,双方の情報のやりとりを仲介するもの)を研究し,開発する人材を養成していくための大変新しいコンセプトの履修コースです。具体的には,音楽療法,ダンス療法などの諸芸術療法,感性や心理をもとにしたデザインやメディアの研究,開発,マルチメディアなどを使った複合的芸術表現やインタラクティヴ・アート,新しい表現教育などの領域の研究,開発,創造を目指します。