神戸大学発達科学部 人間形成学科 ~人としての育ちを「発達」と「教育」から探究する~


人間形成学科長
稲垣 成哲 教授

学科長からのメッセージ

人間形成学科では,人が生活の中で相互に支え合いながら,人として育ち,育てられていくプロセスを理論的,実証的に探っていきます。人は一生の間に,いろいろな世界やたくさんの人たちと出会い,「新しい自分」をつくりあげていきます。私たちは,いつの間にか能力や価値観を身につけているように思いますが,実際には,そこには,さまざまな発達のメカニズムがはたらいているのです。また,人間の発達は,社会や文化のありようと無関係ではありません。インターネット時代の子どもは,親の世代とはコミュニケーションのとり方も,身につける知識や技術も大きく変わっているはずです。人間形成学科では,このような社会・歴史的な観点から,人の発達とその条件について,また社会がかかえる問題の解決策について,探究していきます。

人間形成学科の理念

 人間の誕生から高齢期に至るこころ及び諸能力の発達並びに人間形成に関わる諸要因について,社会的及び文化的な観点から教育研究を行い,教養並びに心理,発達,教育及び学習に係わる専門的な知識を身に付けた人材を養成することを目的とします。

教育の特色

社会と歴史の中で発達する人間の姿を捉える
人は相互に支え合いながら成長・発達しています。文化とは,そのような社会的関係の歴史的な所産です。人間形成学科では,社会と歴史の中で生活している人間(子ども)の心や身体の発達,自然認識や社会認識の発達,言語や芸術表現の発達などを探究しています。また,人間(子ども)の発達を支える社会システムの歴史や制度について,学校教育と深く結びつけて探究しています。
人間の発達と支援の関係を総合的に捉える
人間(子ども)の発達には前進だけでなく,停滞も退行もあります。それが私たちの発達の実相です。したがって,発達を支援する方法やシステムを考える場合には,問題を幅広い視点と時間軸で捉え,総合的に取り組んでいく必要があります。人間形成学科では,4つのコースが有機的に結びついて,人間(子ども)の発達とその支援のあり様を総合的に分析し,具体的かつ実践的に探究しています。
教員志望の学生の強い味方になる
人間形成学科は,人としての育ちを「発達」と「教育」から探究する学科ですが,とくに「学校教育」との強い結びつきを特色としています。幼稚園,小学校,特別支援学校の教師を目指す人には,これらの学校の教員免許状の取得に特別に配慮したコース(学校教育論コース)が用意されています。そこでは,他コースの科目も学ぶことで,すぐれた教師へと旅立つ資質が養成されています。

関連情報

コース紹介

コース名(受け入れ可能人数) コースの概要
心理発達論コース
(30名)
人の「心の発達」を, 様々な側面から科学的に探究する。 続きを読む
子ども発達論コース
(20名)
乳幼児から青年期の子どもを対象に,子どもの教育と発達を総合的に学ぶ。 続きを読む
教育科学論コース
(20名)
教育や学校が今あるような仕方であるのはなぜだろう? 続きを読む
学校教育論コース
(30名)
小学校, 幼稚園および特別支援学校の教諭の免許を取得しよう。 続きを読む

主な取得可能な資格免許

幼稚園教諭一種免許状/小学校教諭一種免許状/特別支援学校教諭一種免許状/学芸員*/社会教育主事*/社会福祉主事任用資格*/環境再生医資格*
(*すべての学科に共通の資格免許)